Google Japanは、「よりシンプルで真っすぐなキーボード」を謳う「Gboard 棒バージョン」を発表しました。この記事は10月1日に執筆しています。
Googleはこれまで、エイプリルフールに「Google日本語入力 スプーン曲げバージョン」や「Google日本語入力 物理フリックバージョン」といったデバイスを発表していましたが、コロナ禍に突入した2020年は行われず、昨年もエイプリルフールにはかぶせずに、10月1日のお茶の日のタイミングで「Gboard 湯呑みバージョン」を発表しています。
Gboard 棒バージョンは、キーボードの「キー」の次には「ボー」があることに着目し、「文字入力はキーの次のフェーズへ」とするのが特徴。
すべてのキーは一列に並べられ、収納に困らないほか、一般的なキーボードでは置き場がないような乱雑とした机上でも使えることや、キーを探すために視線をあちこち動かす必要がないと宣伝します。長さは1.65m。なおプロトタイプでは2.4mだったようです。
また、この形状のおかげで、デバイスを2人でシェアしてタイプすることができるという恩恵も得られるとのこと。連弾か?
別途「バグ取りモジュール」が用意されます。Gboard 棒バージョンの先端に装着することで、子供が歓喜するバグも収集可能です。
種類は1次元QWERTY配列と、ABC順のASCIIコード配列の2種類。
もちろん、一般販売はされませんが、回路図や基盤、ソフトウェアなど必要なすべてはGitHub上に公開されており、作ろうと思えば実物が作れるほか、自由に改変・改造、さらに再配布などが許可されているため、世界に一つだけの棒を開発することもできます。
Gboard 棒バージョンのページは以下から。AR対応のスマホで開けば実際のサイズが分かるほか、これまでのデバイスも簡単に確認できます。