※エイプリルフール記事ではありません。
突然ですが、筆者は新車のにおい肯定派です。「新車のにおい」とは、自動車の車室内の部品から発生する有機化合物に由来したにおいで、使っていくうちにだんだんと薄れるものです。そして「新車を購入した」という高揚感も相まって、この匂いが好きだという人も少なくないのだとか。Wikipediaにもなぜか「新車のにおい」というページが存在しています。
さて自動車なり大型の家具なりでは「新品のにおい」というのは分かりやすく存在しますが、その概念がスマホにも表れるようです。中国伝音のサブブランドであるInfinixは、「新品のスマホのにおい」を作り出すスマホを4月18日に発表すると告知しました。GSMArenaが伝えています。
Infinixがインドで4月18日に発表する「Infinix 50S 5G+」には、”scent-tech”(香りの技術)なるものが搭載されているとのこと。これはマイクロカプセル技術を利用し、 レザー調の背面パネルから香り成分を放出するというものであるようです。フェイクレザーの背面パネルにマイクロカプセルが埋め込まれており、軽くてさわやかな香りを徐々に放出するとのこと。匂いはおよそ6ヶ月持続するとしています。ただし、香りや持続期間は、スマートフォンの使用状況や温度、湿度などの環境条件によって異なるとのこと。
50S 5G+には3つのカラーバリエーションがありますが、香りが付与されるのは「Marine Drift Blue」バージョンのみであるようです。
今回の試み、筆者が冒頭に紹介した新車のにおいと同様に、新しいスマートフォンに対する高揚感を意図的に与えんとしているのでしょうか。中国伝音は今回の端末に限らず様々な奇抜な端末を発表していますが、その多くはコンセプト機止まり。しかし今回のNote 50S 5G+は既に発表が予告されているということもあり、登場はほぼ確実です。実際のレビューに期待したいところですね。