Xiaomiは、12月11日に行われていた新製品発表会において、同社としては初めてのミニPCである「Xiaomi Mini Host」を発表しました。モバイル向けのIntel Core第12世代を搭載し、かなり高いスペックが魅力です。
Xiaomi Mini Hostは0.444Lで437gという超小型なデスクトップPC。従来のタワー型デスクトップPCと比べて3%の容積を謳います。
本体は一体型のアルミ合金製で、Mac MiniとMac Studioを足して二で割って小さくしたかのようなデザイン。
CPUはモバイル向けのIntel Core i5-1240Pを搭載。高性能なP-Coreを4基、電力効率に優れるE-Coreを8基、合わせて12コア16コアを搭載したCPUです。ノート向けCPUを搭載してはいますが、当然ノートパソコンと比較して消費電力に余裕は大きく、TDPは40W。そのため、i5-1240P搭載ノートパソコンのベンチマークより高くなるのは当然といえるでしょう。メモリは16GB DDR4-3200、ストレージは非常に高速なPCIe 4.0規格の512GB。
内蔵GPUのXe Graphicはグラフィック性能が比較的高めであり、オフィス用途はもちろん、ゲームやデザイン作成にも使えるとアピールしています。また、最大4画面に対し4K出力が可能。
インターフェイスは正面にUSB 3.2 Type-Aが2基とイヤホンジャック、背面にThunderbolt 4ポート×2とHDMI 2.1×2、USB 3.2 Gen2×1とUSB 2.0×1(いずれもType-A)、2.5GbEのイーサネットポートとかなり豊富。Wi-Fi 6とBluetooth 5.3もサポートします。Thunderbolt 4を備えるため、eGPUを接続すれば高負荷な処理も行えます。
本体色はグレーの1色のみで、価格は3699元、日本円にして7万2000円。日本でも同等のコスパを実現するミニPCが各社から販売されているため、わざわざ個人輸入するメリットは少なそうです。