BenQ様よりモニターライトのフラグシップ、ScreenBar Haloを提供して頂きました。レビューしていきます。
開封
早速開封していきます。
まずはScreenBar Halo本体から。やや紫色に近いグレー色です。
内側にはLEDライトが埋め込まれています。
中央部には照度センサーが埋め込まれており、これにより明るさを自動で調節することができます。モニターの設置面には傷がつかないようウレタンの加工が施されています。
LEDはディフューズなどの加工はされておらず、反射させて光を和らげる仕組みのようです。
電源はUSB Type-A方式でケーブルの着脱は不可。電源にはPCを推奨されていますが、一般的なUSB ACアダプタでも可能でした。筆者は机の裏にAnkerの6ポートUSB充電器を取り付けており、このようなものでも問題なく使用できました。
曲面ディスプレイでも設置できるよう別途アタッチメントが付属しています。そのため、別途加工したり、アクセサリーを購入する必要はありません。
取り扱い説明書と商品についての案内が同梱されています。説明書はやや日本語が怪しいものの、理解できないというほどではないので問題ないでしょう。
続いて無線リモコンを紹介します。本製品は無線リモコンを使って明るさや色温度を簡単に変更することができます。
コントローラーはやや角度がついており、机においての操作が非常にし易いです。素材もScreenBar Haloと同じように加工されているので、統一感もあり非常にGood。
裏面には滑り止め加工がされており、そのまま机においても安定して操作することができます。
無線リモコン自体は単4乾電池(AAA)を使用しています。maxell製の電池が付属しているので、すぐに使い始めることができます。まだ使用して二週間程度ですが、問題なく利用できています。もし切れる頻度が高ければエネループなど充電池を利用するものアリですね。蓋は磁石式になっており、簡単に着脱が行なえます。
設置
それでは早速モニターに取り付けてみました。筆者がメインで使っているモニターはLGの31.5インチ4Kモニター。やや大きめの部類になりますが、しっかり安定しています。
裏面の白い部分は一体なんだろう?と思いましたがリモコンで操作をすると……
なんとモニター背面も照らせるライトになっています。まさにモニターライト、というわけですね。
本来平面のモニターであれば曲面ディスプレイ用のアタッチメントは必要ありませんが、筆者のような特殊なディスプレイレイアウトをしているとライトが干渉していまいました。それで距離を稼ぐために今回あえて曲面ディスプレイ用のアタッチメントを使用してみました。
ライトは角度を簡単に調整することができ、最も手前(モニター側)の状態で手元がこのくらい。
モニター側はこのようにLEDがやや干渉してしまうくらいの角度まで可能です。
最も遠い状態で机の縁を超えるところまで照らすことができました。
モニター側はもうガッツリ眩しいくらいに椅子側に向けることができます。調節できる可動域としては35度とのこと。非常に柔軟に角度調整ができるので嬉しいですね。
色温度の調整も可能で、最も低い色温度で2700Kまで下げることができます。
最も高い状態では6500Kまで上げることができます。作業のシーンや状況に応じて好きな色温度に、手元のリモコンを使って簡単に調節できるのは非常に嬉しいですね。
ただ、色温度を設定する場合は数値で設定するわけではなく、あくまで目でみた雰囲気で合わせることになるので「4500Kにしたい、5200Kにしたい」といったことはできないので要注意。
ちなみに背面の間接照明モードもしっかり色温度が反映されるのもポイント高いです。簡単におしゃれな空間を演出できつつ、利便性も向上。最高です。
リモコン
無線リモコンが非常に便利です。やっぱり無線が最高ですね。無線なので置き場を考えることなく、必要なときに必要な場所に動かしたりできるので非常に作業がはかどります。机でPC作業ではなく、確定申告などの書類を広げたいときは別の場所に置いたりするのも無線ならではの使い方。
で、この無線リモコンで何ができるの?というとライトのオンオフ、明るさ、色温度、自動調光のオンオフ、間接照明のオンオフ、お気に入りのプリセットを呼び出すなどが可能です。
今回商品を紹介するにあたって調べていたところ、どうやら23年2月以降に出荷されているモデルではリモコンの仕様が異なるそうです。今回提供頂いたのはその新仕様のモデル。具体的に違うところといえば、旧仕様ではリモコンを使う際に一度手をかざしてから操作する必要(スリープからの復帰?)がありましたが、新仕様ではそのような操作は不要で、すぐにタッチして操作することができるそうです。煩わしい操作が減って非常に良いですね。
気になるところ
間接照明モードをオンにするとメインのデスクライトの照度がさがります。おそらくUSBで電源供給をしているが故、電力が足りなくてこういう仕様になっているのかと思います。なので、間接照明モードはあくまでおまけ程度にとどめておいて、本格的な間接照明を求める場合は別途用意したほうが良いかもしれません。
総評
長時間PCでの作業をするデスクを持っている人には本気でオススメしたいデバイス。ただ、写真や動画などをする人は照明の影響で色が正確に判断できない場合があります。そういう場合は手元のリモコンですぐにオンオフできるのも非常に便利。Ra95と非常に高い演色性を再現しているのも良いポイントです。
筆者もガジェットオタクの端くれとしてモニターライトは気になっているデバイスでした。先日も友人と「モニターライトって気になるけど、ディスプレイの映り込みがどうなの?」「結構いい値段するけど、それに見合う価値があるの?」といろいろ雑談をしていました。結論としてはきちんと設置できれば写り込まない。値段に見合う価値はあります。是非購入検討してみてください。