Motorolaは、先日行われていたMWC2023において、タフネススマホの「Motorola Defy 2」を発表しました。別売のアクセサリを利用することで、衛星通信にも対応します。
もともとのDEFYは2010年ごろの3.7インチと今では小柄なタフネススマホで、2021年の夏に「Motorola Defy」との名称で復活して以来、初の後継機となります。
当然、高い耐久性と耐衝撃性を備えており、1.8mの高さからの落下試験や5mまでの潜水試験などに合格。米軍のMIL-STD-810H規格に準拠し、極端な環境においてのテストを行っています。IP規格は一般的なIP68に加え、高圧水まで対応するIP69Kを通過。もちろん推奨はできませんが、高圧洗浄機で洗うことも可能です。このほか、京セラ製やFCNT製スマホでよく見かける、せっけんやアルコールによる丸洗いにも対応しています。
本体スペックは相変わらずそこまで高いものではなく、SoCはDimensity 930を採用。AnTuTuベンチマークは40万点を下回り、Snapdragon 695 5Gと同程度。メモリとストレージは増量し、それぞれ6GBと128GB。microSDを利用できます。ディスプレイはFHD+の6.6インチ、タフネススマホとしては珍しい120Hzのリフレッシュレートに対応します。
カメラは5000万画素広角に800万画素超広角、200万画素マクロの3眼。インカメラは800万画素と、ここはありきたりな性能。バッテリーは5000mAh、15Wの高速充電とQiワイヤレス充電に対応します。本体色はブラックのみ。
プリインストールOSはAndroid 12で、2年間のOSアプデと3年のセキュリティアップデート、その後2年間の緊急の脆弱性に対処するためのアップデートを保証します。
特筆すべきは衛星通信機能。Bullitt社製の「motorola Defy Satellite link」アクセサリにより、Bluetooth接続を介して衛星接続が行えます。このアクセサリ自体はバックパックにクリップで装着するもので、本体のSOSキーによりスマホを紛失しても単体で使用できます。
対象機種はDefyのみに限定されているものではなく、Android端末、ひいてはiPhoneでもアプリをインストールしてBluetooth接続すれば利用できます。衛星通信には別途契約が必要で、送信できるメッセージの数に応じて月5ドルから60ドルまで変動します。
Defy 2の本体価格は599ドル(8万1000円)、Defy Satellite linkの価格は150ドル(2万円)からとなっており、今年の第二四半期より北米やカナダの一部事業者より販売開始予定。
OS | Android 12 |
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SoC | Dimensity 930 |
メモリ | 6GB |
容量 | 128GB |
画面 | 6.6型 FHD+ |
カメラ | 5000万+800万超広角+200万マクロ |
インカメラ | 800万画素 |
電池 | 5000mAh 15W有線、Qiワイヤレス充電 |
寸法 | 171×80×11.9mm 232 g |
その他 |