Sonyから独立したPCメーカーのVAIOは、ブラジルにてAndroid搭載タブレット「VAIO TL10」を発表しました。
VAIO TL10の性能はかなり控えめで、処理性能はエントリークラス。SoCは中国UNISOCのUNISOC T616。日本ではほとんど聞きなじみのないSoCですが、Amazonで販売されている中華タブレットなどでよく見かけます。メモリはSoCに見合わず8GBと比較的大きく、ストレージは128GB。
ディスプレイは10.4インチで、解像度は2K(2000×1200)。もちろんリフレッシュレートは60Hz。
背面カメラは800万画素、フロントカメラは500万画素と、こちらも安価なタブレットではよく見かける構成。インカメラはWeb会議で自然に映るように、横持ち時に上に来るような配置です。
バッテリーは7000mAh、充電速度は18Wで、10Wの充電器が付属しています。
このほか、プリインストールOSはAndroidタブレットとしてはまだ少ないAndroid 13で、専用のキーボードが同梱しており、本体底部のポゴピンを用いて接続できます。デュアルSIM(4G)やGPS対応。スペック表には明記されていませんが、電源ボタンの近くにイヤホンジャックらしきものが認められます。
本体色はブラックのみ。価格は1799レアルで、日本円にして4万8000円。ぶっちゃけかなり高価ですが、日本で6万8800円からのiPad 10世代が、ブラジルでは5299レアル、日本円換算で14万円越えで販売されています。またMM総研によれば、iPhoneの販売価格はブラジルが世界の中でもダントツで最高値であるとのこと。このVAIO TL10もコスパが悪いとは必ずしも言えなさそうです。
スペックとしてはどことなく中華のOEMメーカーに発注した印象が漂いますし、偶然筆者が最近レビューした「N-one NPad Pro」と電源ボタンやアンテナの配置とディスプレイやカメラ等多くのスペックが似通っています。日本で販売されることはまずない機種でしょうが、「社長が変態小型携帯PCのVAIO Type-Pを復活させたい」と発言していること(ITmedia)からも、今後のVAIO製品には個人的にも期待しています。
OS | Android 13 |
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SoC | UNISOC T616 |
メモリ | 8GB |
容量 | 128GB |
画面 | 10.4型 (2000×1200) |
カメラ | 800万画素 |
インカメラ | 500万画素 |
電池 | 7000mAh |
寸法 | 245.17 x 154.93 x 7.8 mm,520g |
その他 | miicroSD、デュアルSIM、イヤホンジャック? |
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