Microsoftは、Surfaceシリーズとして最も安価なラインに位置するタブレット端末の「Surface Go 4」を発表しました。Intel N200チップを搭載し、先代モデルより大幅に性能を向上させましたが、現時点では法人向けモデルのみの取り扱いとなっています。
先に述べたように、Surface Go 4はCPUにIntel N200を搭載。このCPUは超小型のキューブ型PCなどで採用された「Intel N100」の上位モデルで、これまでのごく安価なCPUとは一線を画す、価格のわりにかなり使えるチップとして話題になりました。
先代のSurface Go 3ではIntel Pentium Gold 6500YもしくはCore i3-10100Yを搭載していましたが、Microsoftはそれと比較して80%のCPU性能向上を果たしたとアピールしています。メモリは8GBのみ。ストレージは64GB/128GB/256GBから選択可能。
ディスプレイは10.5インチ。縦長で上下にスクロールするタイプのアプリケーションの作業に適したアスペクト比3:2で1920×1280の液晶ディスプレイを採用しています。また、キーボードを取り外せるタブレット型端末ということで、当然ながらマルチタッチにも対応するほか、スタイラスペンでの入力にも対応しています。
法人向けの廉価端末とあってか、備えるインターフェースは乏しめ。USB 3.1とDisplayPort Alt modeに対応するUSB Type-Cポートが1基と、microSDカードスロット、3.5mmイヤホンジャックのほかは、Surfaceの充電やアクセサリー専用のSurface Connectポートとキーボードを接続するための金属接点のみ。
本体重量は521g。11インチにも満たないAndroidタブレットやiPadとして考えれば重ためですが、まあポートなどの分で仕方ないところでしょう。本体色はシルバーのみ。
現時点で価格は公表されていませんが、先代Surface Go 3のメモリ4GB/eMMC64GBの構成で6万5780円。これからメモリが倍増し、ストレージが多少高速なUFSに変わること、また我々を悩ませる為替レートのことを考慮すると、かなり高くなってしまうことは覚悟したほうがよいのでしょう。
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