會原 
Googleは、Android 14で発生している深刻なバグについて、対応を表明しました。ArsTechnicaが伝えています。
複数アカウントでログインしているPixel 6以降のデバイスでAndroid 14にアップデートした場合、優先ユーザーがメディアストレージにアクセスできなくなる問題により、データを工場出荷時設定にリセットするメッセージが表示されて端末が再起動される場合があります。ここで初期化するとバックアップされていないデータは失われ、初期化を拒否すると「Pixel is starting」メッセージを表示して繰り返し再起動されるという極めて深刻な内容。
また、この不具合に遭遇すると、あらゆる場面でストレージ不足などの様々なエラーメッセージが大量に表示されるため、ユーザーからは「まるでランサムウェア/マルウェアのようだ」と形容されています。
IssueTrackerにユーザーから10日間、数百の報告が寄せられており、ようやく優先度がP2からP0に昇格、Googleが問題の調査に乗り出していますが、まだ解消方法は究明されていません。
この問題が発生していないユーザー、またはデバイスをすでに出荷時設定にリセットしているユーザーの場合は、OTA アップデートが利用可能になるまで、デバイス上でセカンダユーザーを作成したりログインしたりしないことを推奨すると、Google従業員は述べています。
