Appleは1月19日(現地時間)、米国でMRヘッドセット「Apple Vision Pro」の予約受付を開始。さらに同社のYouTubeチャンネルで本製品のガイド動画を公開しました。
Apple Vision Proは周囲の景色に各種コンテンツを重ねて表示できるMRタイプのヘッドマウントディスプレイ(HMD)。単独で動作する仕様で、同社は「空間コンピューター」と表現しています。
総ピクセル数2300万のディスプレイは、90Hz、96Hz、100Hzのリフレッシュレートをサポート。「Mac」や一部の「iPad」でもお馴染みの「M2」チップと本製品用に開発された「R1」チップを搭載し、高画質、高音質でのコンテンツ鑑賞や、FaceTimeでのビデオ通話、メールや書類作成といった事務作業まで幅広くこなせるデバイスです。
とはいえ、HMDタイプの製品は同社としても初の試み。価格も3499ドル(約52万円)からとなっており、気軽に買って試せる物ではありません。
そんな状況も考慮してか、Appleはこの製品で何ができるのかを解説するガイド動画も公開。動画はガイド役の女性とApple Vision Proを試す男性のやり取りを通して、操作方法や写真、動画の鑑賞、ワークスペースの使い方、マインドフルネス機能などを10分弱で紹介しています。
動画の音声は全編英語ですが、「YouTube」の自動翻訳字幕の機能を使えば、日本語字幕も表示可能です。
Apple Vision Proは米国で2月2日発売予定。日本や欧州など米国以外の地域については、具体的な発売日は発表されていません。