韓国業界誌The ELECは、Appleが2025年のiPhone 17シリーズ全てに低温多結晶酸化物(LTPO)薄膜トランジスタ(TFT)方式有機発光ダイオードを採用すると報じました。
Appleは2021年のiPhone 13シリーズから上位モデル2種(Pro, Pro Max)にLTPO TFT、下位(無印, Plus)にLTPS TFTを搭載しています。
2024年のiPhone 16シリーズ4機種は、上位にLTPO、下位はLTPSになるとのこと。LTPOは1Hzから高駆動までの臨機応変な切り替えが可能で、省電力に優れます。
BOEはHuawei社など中国メーカーにはLTPO方式のスマートフォンOLEDを納品していますが、Appleにはまだ。昨年末にBOEがAppleにLTPO方式OLEDのサンプルを送付。早くてもiPhone 17シリーズ用に納品できる見通しだといいます。
BOEのLTPO技術力がアップルの期待する水準に満たなくても、iPhone 17シリーズ4種すべてにLTPO方式OLEDを採用する趨勢とのこと。iPhoneの販売量を増やすことが優先だとしています。
ちなみにiPhone SE4には2022年のiPhone 14用のOLEDを再利用する可能性が高いとのこと。