ユーザー動向調査を行うMMDLabo(MMD研究所)は3月5日、2024年2月分のMNOシェアと満足度の調査結果を発表しました。
メインスマホはMNO回線が9割を超えるも、ドコモは苦戦
メインで使っているスマートフォンの通信キャリアについてはMNOが圧倒的に強く、4キャリアの通常プランとオンライン専用プラン、サブブランドの合計シェアは90.4%。MVNO全体のシェア(9.6%)に10倍近い差を付けています。
オンライン専用プラン(ahamo/povo/LINEMO)に絞っても、合計で9.4%となり、MVNO全社とほぼ同じユーザー数。サブブランド(UQ mobile/Y!mobile)は、オンライン専用プランの2倍弱の18.5%です。
前回(2023年9月)の調査と比べると、MNO全体のシェアは0.2ポイント、オンライン専用プランは0.3ポイント、サブブランドは0.6ポイント増加。
数値を細かく見ていくと、MVNOやドコモとauの通常プランがシェアを減らした一方、MNO各社のオンライン専用プランやサブブランド、ソフトバンクと楽天の通常プランはシェアを増やしていることがわかります。
特に注目すべきはドコモ。同社はamahoのシェアが0.2ポイント増えたものの、通常プランのシェア減少(-1.1ポイント)をカバーしきれず、MNO4社で唯一の純減となりました。
サブ回線としてのシェアも、2023年9月の調査と比べ、ドコモが通常プランとahamoの双方で減少した一方、ほかのMNO3社は増加しており、MNOでは明らかにドコモだけが苦戦している状況です。
同社は通信品質の悪化が指摘されており、今回のシェア減少にも、何らかの影響を与えた可能性が考えられます。
総合満足度はLINEMOがトップ
MNO各社のサービスの総合満足度については、「LINEMO」が744ポイントで1位を獲得。2位は「povo」(740ポイント)、3位が「ahamo」(724ポイント)と、オンライン専用プランがトップ3を独占する結果となりました。
逆にドコモ、au、ソフトバンクの通常プランは、いずれもワースト3に入っている状況。新規参入組で通信エリアやキャリアショップの数で劣る楽天より評価が低いというのは、なかなか衝撃的です。
今後、基地局整備の進展で楽天の通信エリアが改善されれば、同社の総合満足度の向上はほぼ確実。楽天以外のMNO各社には、通常プランのさらなるテコ入れが求められそうです。
1年以内にサポートを受けたユーザーはドコモがトップ
MNOの利用者で、1年以内にカスタマーサポートを受けたことがあるユーザーの割合は以下の通り。サブブランドのユーザーも、通常プランとあまり変わらない割合でサポートを受けていることがわかります。
- 1位……ドコモ(通常プラン/29.3%)
- 2位……Y!mobile(28.3%)
- 3位……ソフトバンク(通常プラン/26.3%)
- 4位……UQ mobile(26.0%)
- 5位……au(通常プラン/25.3%)
- 6位……楽天モバイル(19.3%)
- 7位……LINEMO/povo(18.7%)
- 9位……ahamo(16.3%)
一方、今回の調査ではオンライン専用プラン並の順位を保った楽天も、今後、シェアが拡大すれば順位が上昇することは十分あり得ます。こちらの動きにも注目したいところです。
詳細は公式サイト(https://www.linemo.jp/)をご確認ください。 [AD] |
LINEMOを契約する |
povoを契約する [AD] | |
povo 2.0 を 新規/MNP契約する | au/UQ契約者向け |
[ahamo-online]
UQモバイルの最新端末をチェック [AD] |
UQ mobile オンラインショップ |
楽天モバイルを契約する [AD] |
Rakuten Mobile |
詳細はワイモバイルの公式サイト(https://www.ymobile.jp/store/)でご確認ください。[AD] |
Y!mobileオンラインショップ |
NTT docomoの最新端末をチェック [AD] |
ドコモオンラインショップ |
KDDIの最新端末をチェック [AD] |
au Online Shop |
詳細はソフトバンクの公式サイト(https://www.softbank.jp/mobile/)でご確認下さい。[AD] |
ソフトバンクの最新端末をチェック |