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Meta QuestシリーズのSDK、ハンドトラッキングを拡充するモードを実装。動作範囲の拡大など

 メタ社は、Meta QuestシリーズのSDK(V62)に新しいハンドトラッキング機能を実装しました。コントローラーとハンドトラッキングの同時使用と、上半身の位置を活用したハンドトラッキングに対応します。

 Quest向けのVRアプリを作るデベロッパーは、両機能を自分たちのシステムに導入可能に。同時使用の機能はQuest 2(要Touch Proコントローラー)とQuest 3、Quest Proが対応。上半身活用トラッキングについては、Quest 3のみ使用できます。

 これまでのQuestシリーズでは、ハンドトラッキング中にコントローラーを触ると、コントローラー側に操作が移る(ハンドトラッキングが停止する)システムでした。

 同時に使用可能になると、より利便性が上がりそうです。例えばゲームだと、左手(コントローラー)でキャラ操作しつつ、右手の「ハントラ」で細かいギミックを解く……とかできるんじゃないでしょうか。

 上半身の位置を活用したトラッキングは、手が(通常の)トラッキング範囲外に移動しても、上半身の位置から手の場所を推定してハンドトラッキングを動作するシステム。実質的に、トラッキング可能範囲を拡張する形です。

 Questのハンドトラッキングは同デバイスの前面カメラが動きを認識するのですが、地味に範囲が狭く、特にゲームなどで使う際は使い勝手が良くありません。

 認識する範囲が広くなるとそういった問題がある程度解消するので、ハンドトラッキングを常用する人には朗報になりそうですね。

 なお、コントローラーの同時使用と上半身の位置を活用したトラッキングは、現時点では併用できないとのこと。アプリを開発する人にとっては、地味に厄介かもしれません。

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