YouTubeチャンネル「微机分WekiHome」は2月23日、Xiaomiの新型スマートフォン「Xiaomi 14 Ultra」の分解動画を公開しました。
Xiaomi 14 Ultraは、Xiaomiが2月22日に発表した同社のフラッグシップモデル。カメラにライカの「ズミルックスレンズ」を使用し、チップセットには最新の「Snapdragon 8 Gen 3」を搭載した意欲的な製品です。
そんなXiaomi渾身の1台を微机分WekiHomeが早速分解。内部のパーツ構成などを解説しています。
外装はディスプレイ側、背面側ともに接着剤により固定されており、ネジなどは使わない仕様。こうした構造自体は、昨今のスマートフォンでは特に珍しくありません。
背面パネルは非常に薄く頼りなく見えますが、実はグラスファイバー製で強度も十分。先代の「Xiaomi 13 Ultra」と比べ、耐摩耗性も向上しているようです。
本体内部はXiaomi 13 Ultraよりもマザーボードのサイズが大きくなり、その分、バッテリーのスペースを圧迫しています。
本体下部は中央にワイヤレス充電用コイルが配置され、その周囲をNFC用のアンテナが囲む構造。充電コイルの裏側には大きな放熱フィルムが貼られており、最大80Wのワイヤレス充電に対応できるよう、熱対策に気を配っていることがわかります。
また、完全新設計というわけではなく、上部スピーカー周りの仕様など、Xiaomi 13 Ultraと共通する部分もあるようです。
動画を見る限り、ディスプレイと背面パネルが接着剤で固定されている点を除けば、分解や再組み立ての難易度はそこまで高くない様子。総合的には修理しやすいモデルに仕上がっているといえるでしょう。
なお、スマートフォンの分解は手順を誤ると火災や感電の危険があるほか、日本では再組み立て後の利用が法令に触れる可能性もあります。興味本位で真似することは避けましょう。