高性能さと非常に高い値段(下限3499ドル)で業界に衝撃を与えた「Apple Vision Pro」ですが、2025年に少しお安いバージョンが登場する可能性が浮上しました。中国のWallstreetCNなどが報じています。
「Apple Vision Pro」は眼の前に巨大スクリーンを投影し、空間オーディオ対応のMRデバイス。映像やゲームを体験可能で、3D動画を再生できる空間再現ビデオにも対応するという多機能っぷりが特徴。
安い版のデバイスの名称は「Apple Vision(Proが名称から消える)」になるらしく、発売日は2025年の6月頃を予定しているのだとか。
現時点では詳細なスペックなどは不明ですが、重量は「Apple Vision Pro」の3分の2(約400g)まで軽量化するそうです。この数値はMeta Quest 3(515g)よりも軽いので、本当に実現したら嬉しい人は多そうですね。
なおアップルの動きとしては「Apple Vision Pro」のコストを抑えることに苦労中という報告もあり、実際に「Apple Vision」の開発が順調かは怪しいところもあります。
ちなみに4月末には、アップルが2024年の同デバイスの出荷台数予測を、40万~45万台に引き下げたという報告を証券アナリストのMing-Chi Kuo氏が行いました。ロードマップの見直しも行ったらしいです。
「Apple Vision Pro」だけでXR系製品の展開が終了する可能性は低いと思うのですが、今後の展開には注意しておく必要がありそうですね。