Ulefoneは、登山など過酷な環境に適応できるタフネススマートフォンの「Ulefone Armor 26 Ultra」を発表しました。およそスマホとは思えないバッテリー容量、あまりに巨大なスピーカーなど、Ulefoneらしくいろいろ詰め込んだ機種です。
Armor 26 Ultraが搭載するSoCはDimensity 8020 5G。Dimensity 1100のリネーム品で、型落ちではありますがかつてのハイクラスSoCということもあり、性能面で困ることはあまりない印象です。メモリは12GB、ストレージは512GBを用意。microSDカードスロットを備えることにより、最大2TBの拡張が行えます。
ディスプレイは6.78インチの液晶。解像度はFHD+(2460×1080)で、最大リフレッシュレートは120Hz。Gorilla Glass 5を採用しています。
背面カメラの素性は悪くなく、メインカメラは2億画素のSamsung MP3センサー。超広角カメラには5000万画素のHi5022Qを採用し、3.2倍望遠にはミッドレンジ以上のスマホの望遠センサーでおなじみ、6400万画素のOV64Bを搭載と、ハードウェアのスペックは悪くありません。ソフトウェアの処理やDimensityのカメラ映りがどうなるかといったところでしょうか。なおインカメラは5000万画素。
カメラは中央のオレンジのリングを避けるように配置されていますが、このリング内部はなんとスピーカー。34mmとスマートフォンとしてはそれこそ桁の違う大きさのスピーカーが鎮座しています。音量は最大121dB、出力は3W。
あまりにも強力なのがバッテリー。デュアルセルを採用し、1万5600mAh(3.87V)相当のおおよそスマホとは思えないバッテリーを搭載します。これによって、待機時間は1750時間、連続通話時間は56時間という驚異的な駆動時間を実現しています。
同梱の充電器とケーブル(USB PD PPS対応)を用いると、最大120Wの急速充電に対応するとのこと。満充電までの時間は示されていませんが、「5分の充電で9日間待機できる」としています。Xiaomiの120W充電と同等程度のパフォーマンスを出せると仮定しても、満充電には少なくとも1時間程度かかってしまいそうです。
タフネススマホというだけあって、耐久性は折り紙付き。深度1.5m程度の水につけても壊れないIP68は当然として、高温高圧なスチームジェットを噴射しても問題のないIP69K、さらには米国国防総省が物品を調達する際の基準であるMIL-STD-810Hにも対応しています。
また、様々な機能を割り当てることができるカスタムキーを搭載。カメラやライトの起動などを割り当てられます。またNFCに対応。Google Payにて支払いが行えます。
FMに対応しますが、特筆すべきなのは「イヤホンの接続がいらない」という点。多くの一般的なスマートフォンは、イヤホンのケーブルをアンテナ代わりに用いる必要がありますが、接続なしに利用できてしまうということ。なお3.5mmイヤホンジャックもしっかり搭載しています。
なお、5Gに対応し、ガラパゴス的な日本の通信バンドにも対応。日本のキャリアで利用するのにほぼ必須なLTE-FDD 1/3/8/18,26/19に対応しており、5Gもn77/78だけでなくn79をサポート。ただし技適の是非については現時点では確認が取れていません。
なお重量は600g。iPhone Pro3台分ほどあります。寝そべりながら使ったら命にかかわりかねませんね。
Ulefone Armor 26 UltraはAliexpressで販売開始予定。価格は599.9ドル(9万2000円)となっています。
OS | Android 13 |
---|---|
SoC | Dimensity 8020 |
メモリ | 12GB |
容量 | 512GB MicroSDカード対応(SIMカードと非排他) |
画面 | 6.78型FHD(2460×1080) 120Hzリフレッシュレート |
カメラ | 5000万画素+200万画素超広角+200万画素深度測定 |
インカメラ | 800万画素 |
電池 | 5010mAh 18W |
その他 |
中華ガジェット個人輸入の定番サイト [AD] |
AliExpress Global |