Samsungが「Galaxy Z Fold Special Edition」なる折りたたみスマホを用意していることはすでにお伝えしている通りですが、そのカメラの解像度についてEvleaksことEvan Blass氏が伝えました。同氏はかつてEngadget編集者やPocketnow編集長を務めたリーカーで、その精度はほかのリーカーの追随を許しません。
同氏によると、Galaxy Z Fold Special Editionには、「2億画素(200MP)」の超高画素センサーを採用するとのこと。
GSMArenaは使用するセンサーについて今年発表されたばかりのISOCELL HP9を採用すると予想。このセンサーは「vivo X100 Ultra」の望遠カメラにも採用されており、センサーサイズは1/1.4型。Z Fold6のセンサーサイズは1/1.56型であるので、実際にISOCELL HP9を搭載するのであれば、カメラについてもかなり頑張っている印象があります。
現在の折り畳みスマートフォンは薄さや軽さを重要なポイントの一つとしており、大画面ながらiPhoneのPro Maxモデルよりも軽量なモデルすら登場していますが、折りたたみスマホの祖であるSamsungの現行折り畳みスマホであるGalaxy Z Fold6は、重量や厚みで見た際に競合機に劣後してしまっています。
デバイス名 | 重量 (g) | 展開時の厚み (mm) | 折りたたみ時の厚み (mm) |
---|---|---|---|
Galaxy Z Fold6 | 239 | 5.6 | 12.1 |
Galaxy Z Fold Special Edition | 不明 | 4.9 | 10.6 |
iPhone 15 Pro Max | 221 | – | 8.3 |
Xiaomi MIX Fold 4 | 226 | 4.59 | 9.47 |
Honor Magic V3 | 226 | 4.35 | 9.2 |
vivo X Fold3 | 219 | 4.65 | 10.2 |
Google Pixel 9 Pro Fold | 257 | 5.1 | 10.5 |
OnePlus Open | 239 | 5.8 | 11.7 |
Galaxy Z Fold Special Editionはそれに対する競争力を確保するためのデバイスと言われており、開いた際に4.9mm・閉じた際に10.6mmと、Z Fold6よりも大幅に薄く、そしておそらく軽くすることで競合製品に追いつく狙いがあるとされています。
一方で、販売する市場は韓国と中国に限られるとも。生産台数が限られているために、お膝元の韓国と折りたたみスマホの競争が最も苛烈な中国市場に絞って販売する、ということなのでしょうか?
Z Fold Special Editionの開発で培った薄型化技術を、ぜひとも次世代以降の無印モデルなどに生かしてもらいたいところです。