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iPhone SE4、韓国LGディスプレイも供給元に。中国BOEに続き

 アップルが来年発売予定のiPhone SE4(仮称)向けOLEDディスプレイの供給元として、LGディスプレイを第2のベンダーとして採用する見込みであることが分かりました。

 韓国の経済誌「The Elec」が報じたところによると、iPhone SEシリーズはアップルの低価格モデルとして知られており、これまでBOEを唯一のディスプレイ供給元としてきました。来年のモデルでは、BOEが主要ベンダーとなる一方、LGディスプレイが第2のベンダーとして加わり、主に旧モデル向けのスクリーンを提供するとのことです。

 iPhone SEシリーズは、他の旧iPhoneモデルの部品を再利用することで知られていますが、常に比較的新しいプロセッサを搭載することで、同価格帯のAndroid搭載の競合機種よりも優れた性能を発揮する傾向にあります。性能以外が劣っていても価格が安いことから、インドなど購買力の低い途上国・新興市場向けにAppleは展開しています。

 最新のiPhone SE4では、過去にiPhone 13で使用されたOLEDスクリーンを採用する予定で、これによりディスプレイメーカーにとっても製造が容易になるそうです。

 アップルはこれまで、サムスンディスプレイとLGディスプレイの影響力を抑えるため、BOEをiPhone向けOLEDスクリーンのベンダーとして育成してきました。とはいえBOEは過去にiPhone向けの大口受注を獲得するのに苦労。iPhone 15では、必要なディスプレイ技術の実現に苦戦し、iPhone 16向けOLEDスクリーンの製造でも困難に直面しているため生産量が少なくなる見込みです。

 なお、最新の噂によると、iPhone SE4は2025年第1四半期に発売される見込みで、価格は499ドルからになると予想されています。これは、iPhone SE(2022)の発売時価格と比べて70ドルの値上げとなり、価格的なインパクトがやや薄れそうですが、SE4は64GBではなく128GBストレージから始まる見込みである点には注意が必要なようです。

情報元The ELEC
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