中国OPPOのサブブランドであるOnePlusは、7月にイタリアで行われたイベントにおいて、高級ブランドであるOnePlusとしては比較的廉価な「OnePlus Nord 4」を発表しました。廉価ながら、キャッチコピーは「Absurdy Good」、直訳すると「とんでもなく良い」というだけあって、唯一無二の特徴を持っています。
OnePlus Nord 4は、最新のSnapdragon 7+ Gen 3をSoCに搭載したハイクラススマートフォン。AnTuTuベンチマークスコアは152万点をアピールし、Snapdragon 8 Gen 2に勝るとも劣らない性能を叩き出します。メモリは12/16GB、ストレージは256/512GBから選択可能となっています。
ディスプレイは、6.74インチの有機EL。解像度は2772×1240と、わずかにFHDよりも高精細で、120Hzのリフレッシュレートに対応。また、強い日射下において、1100nitの輝度をアピールしています。
また、京セラやFCNTのスマートフォンで見るような、本体画面が濡れていても操作できる「Aqua Touch」も対応。指が湿っていても問題なく操作できます。
カメラは5000万画素メイン+800万画素超広角の2眼構成。インカメラは1600万画素。AIによる機能も充実しているようで、ベストな集合写真を撮ることのできる「AI Best Face」や、少しぼやけた写真の顔をクリアにする「AI Clear Face」などの機能を備えるとのこと。フロントカメラは1600万画素。
OnePlus Nord 4は、OnePlus史上最大容量を謳う5500mAhバッテリーを搭載。また100Wの急速充電に対応しており、わずか5分で5時間のNetflix視聴が可能、28分でフル充電ができることをアピールします。
OPPOならびにOnePlusの「Battery Health Engine」によって、4年間(1600回)の充電サイクル後も、バッテリーの寿命を80%以上に保つことができるとしています。
OnePlus Nord 4の特色はそのボディで、「市場で唯一のメタルユニボディ5Gスマートフォン」を名乗ります。普通のスマートフォンであれば本体側面と背面などに素材の継ぎ目がありますが、Nord 4はそれがなく、すべて一体の金属となっているそうです。いわば、ZenFone 3 Deluxeの再来です。
メタルユニボディを採用したことにより問題となるのがアンテナの位置ですが、Nord 4は本体下部にU字型のアンテナを詰め込み、信号範囲の拡大を実現しているとのこと。
カラーバリエーションは、光を反射する「Mercurial Silver」、落ち着いた緑の「Oasis Green」、マットブラックのような「Obsidian Midnight」の3色。筆者としてはObsidian Midnightの金属感がたまらなく好きです。
ヨーロッパ市場ではすでに予約受け付けを開始しており、12/256GBモデルは499ユーロ、日本円にして7万8000円ほど。
OS | OxygenOS 14.1 (Android 14ベース) |
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SoC | Qualcomm Snapdragon 7+ Gen 3 |
メモリ | 12GB/16GB |
容量 | 256GB/512GB |
画面 | AMOLED 6.74型 2772×1240 最大120Hzリフレッシュレート |
カメラ | 5000万画素メイン+800万画素超広角 |
インカメラ | 1600万画素 |
電池 | 5500mAh 100W有線充電 情報なし |
寸法 | 162.6×75.0×7.99mm 199.5g |
5G | n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n20/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n78 |
LTE | 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/32/66, 38/39/40/41 |
3G | 1/2/4/5/6/8/19 |
その他 | デュアルSIM(nano-SIM), 指紋認証(画面内), IPX4防水 |