Googleは、最新のPixel 9シリーズ全機種に、UFS 3.1ストレージを採用していることがわかりました。Phone Arenaが伝えています。
UFS 4.0規格が2022年半ばに発表され、2023年以降のフラッグシップモデルで採用が始まっていますが、あえて旧世代のストレージを搭載していることに。
このUFS 3.1搭載の噂について、Android Authorityが照会したところ、事実であることが確認されたそうです。
中級機種やGalaxy S24の128GBモデルのようなエントリーレベルのフラッグシップでUFS 4.0を省略するならまだしも、2024年発売のPixel 9 Proシリーズや9 Pro Foldといった高級機種でまでUFS 3.1を採用するのは意外なところ。
UFS 4.0は、UFS 3.1と比較して読み取り速度が2倍、書き込み速度が1.6倍高速です。これは、スムーズなマルチタスクとアプリの高速起動につながります。UFS 4.0を搭載するZenfone 11 Ultraは、Pixel 9 Pro XLと比較して、シーケンシャル読み取り速度が2倍、書き込み速度が3倍高速だそうです。UFS 4.0はUFS 3.1と比べて25〜45%効率が良く、消費電力も大幅に抑えることが出来ます。
ただし、ゲームなどの重たいアプリを除けば、その差は日常利用する一般的なアプリの多くでは体感できない可能性が高いです。