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「ぼくが考えた最強のスマホ」を作れる!新作ゲーム「Mad Smartphone Tycoon」が面白い

 メーカー経営者になって自分だけの最強スマホを作ろう!アホな機種を作ると倒産します!

 PC用ゲーム「Mad Smartphone Tycoon」を、個人ゲーム開発者のムラディン(木拉丁)氏が2024年9月13日にリリースしました。さっそく数時間プレイしてみました。

 Mad Smartphone Tycoonは、プレイヤーがスマートフォンメーカーの経営者となって奮闘する新作シミュレーションゲームです。開発元が掲げる「自分のiPhone 16を作ろう」というキャッチコピーが示す通り、独自のスマートフォンブランドを築き上げることが本作の醍醐味となっています。

 ゲームの特徴は経営シミュレーション要素にあります。プレイヤーは限られた資金を元手に、オフィスの拡張や人材の確保、適材適所での起用、新技術の開発など、多岐にわたる意思決定を迫られます。

 スマートフォンの開発においては、外観やスペックなど細部にわたるカスタマイズが可能です。ハイエンドモデルを追求するか、コストパフォーマンスを重視するかなど、市場動向を見極めながら戦略的に製品ラインナップを構築していく必要があります。

かつてのBlackBerryスマホのようにキーボードも付けられる。

 「マシンの部品を購入(Mad Smartphone Tycoon内では開発)し、カスタムして性能を上げていく」という要素は、昔からレースゲームにはよくありました。たとえば、筆者の世代だと、古くは「ミニ四駆シャイニングスコーピオン ~レッツ&ゴー~(SFC)」や「爆走デコトラ伝説(PS1)」だったり、今も続くグランツーリスモシリーズとかですね。

 筆者は他にも似ているゲームを思い浮かべました。というのも、本作では「設立した会社の地域によって人件費などの開発コストや端末の生産スピードが変わってくるため、最初の会社設立地域を慎重に決定する」だったり、「競合他社からのローエンドモデル端末のシェアを奪う為に薄利多売に徹する」だったり、重要になる戦略の考え方があります。これらから、コロナ禍の真っ只中の時にリリースされて話題になった「Plague Inc: Evolved」に似てるなあ、なんて思いました。どちらも同じ戦略シミュレーションゲームです。

Mad Smartphone Tycoonの、最初の起業場所を選択する画面。

Plague Inc: Evolvedのゲーム画面。最初にどの国からウイルスを発生させるか選択できる。

 ゲームの最序盤は、まずは低コストでライバルも少ない高齢者向けのスマホを作って低価格で発売するのが手堅いです。

 数年前にバルミューダから出たBALMUDA Phoneというスマホがあったように、他に安定的に利益を生んでいる本業が別にある場合は、あえてスペックに見合わなさ過ぎる価格設定をして話題性を重視する戦略もありなのかもしれませんが、Mad Smartphone Tycoon上でそんな方針を採るとすぐに破産してしまいます。

 さらに本作で面白いのは、製品開発だけでなくマーケティング戦略の立案も重要な要素となっていることです。製品発表会の開催や広告展開、競合他社への対抗策など、様々な手段を駆使して市場シェアを拡大していきます。

新製品を開発したら発表会を開いて、大々的なキャッチコピーを打ち出す事ができる。

 開発元によれば、ゲーム内にはIT業界にまつわるイースターエッグも隠されており、業界に詳しいプレイヤーほど楽しめるそうです。

 価格は920円(記事中全て税込)。9月27日までは25%オフの690円で販売中となっています。

情報元Steam
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