Appleが次期iPhoneシリーズで、現行のPlusモデルに代わる薄型の「iPhone 17 Air」を投入する計画であることが明らかになりました。Bloombergのマーク・ガーマン記者が週刊ニュースレター「Power On」で伝えています。
かつてはオンラインコミュニティの要望に応えてminiモデルを投入しましたが、売上が振るわなかったとのこと。欲しがる声が多い割には買われなかったんですね……。
その後大画面のPlusモデルに切り替えましたが、Plusモデルも期待通りの成果を上げられなかったとのこと。新たに計画されているiPhone 17 Air(Slim)は、MacBook Airの成功を参考にしているそうです。MacBook AirはAppleのノートパソコンラインナップの中間に位置し、最高スペックを必要としないユーザーをターゲットとしています。
しかしガーマン記者は、この戦略がiPhoneでは通用しない可能性を指摘。iPhone Airもmini、Plusと同様の運命をたどる可能性が高いと予測しています。第4のモデルとして成功する可能性があるのは折りたたみ式iPhoneのみだとの見解。なお、折りたたみiPhoneは早くても2026年、場合によっては2027年まで登場が遅れる可能性があるそうです。
iPhone 17 Airについては、The Informationも伝えており、寸法が6mm以下の場合は筐体にSIMトレイを格納し切るには十分でない可能性があると情報源は話しているとのことで、物理SIM廃止・eSIMのみとなる可能性があるようです。また、カメラは複眼ではなく、ひとつだけになるそうです。
すでに米国では、2022年のiPhone 14ライン以降、すべての米国のiPhoneがeSIMのみとなっているため、大きな問題にはならなさそうです。
しかしPhone Arenaは、中国ではApple WatchとiPadでの使用以外に、ほとんどの中国の通信事業者がeSIMをサポートしないなどの事情があると指摘。この辺りはどうなるのか注目です。
このほか、iPhone 17 Airは最新のA19チップやDynamic Island搭載ディスプレイ、120Hz画面リフレッシュレートといった仕様が噂されています。