Appleは2025年に発売を予定している次世代のApple Watchで、長年待ち望まれていた革新的な健康機能を実現する可能性が高いようです。Phone Arenaが伝えました。
注目の機能は「高血圧検知機能」で、Mark Gurman氏によると、この機能はApple Watch Series 11およびApple Watch Ultra 3に搭載される可能性があるとのことです。発売時期は2025年秋が見込まれています。
Appleはこれまでにも血圧モニタリング技術に取り組んでいることが知られていましたが、技術的な課題が原因で機能の実装が遅れていました。しかし、今回の報道では、その最終的な障害を克服する見通しが立っているそうです。
次世代のApple Watchに搭載される血圧検知機能は、従来の液体充填式カフ(加圧用の袋)による測定方法とは異なり、Apple Watch本体のセンサーを活用した簡便な方法で動作するとのこと。
つまり正確な血圧値を測定するのではなく、高血圧の兆候が検知された場合に警告を発する形になる可能性が高いようです。ユーザーには従来型の血圧計を使って正確な測定を行うよう促される仕組みになると見られています。
この仕様については一部で失望の声もあるかもしれません。なぜなら、液体充填式カフをApple Watchに搭載する特許を、Appleが取得していたため、高精度な測定を期待する声もあったからです。
ただ多くの人が高血圧を未発見のまま生活しているため、命を救うことに繋げられる可能性のある重要な機能になりそうです。Apple Watchを身に着けるだけで、高血圧の兆候に気づける可能性が生まれるのは大きな利点と言えるでしょう。
なお、この機能の対応機種は、Apple Watch Series 11およびApple Watch Ultra 3に限定される見込みだそうです。