KDDIと沖縄セルラーは2025年8月28日、衛星とスマートフォンを直接つなぐ通信サービス「au Starlink Direct」において、世界初となる衛星経由のデータ通信を開始すると発表しました。月額料金は1500円(税込1650円)で、9月1日から加入でき、当月から3ヶ月間は無料。
これまでのメッセージ送受信に加え、山間部や離島といった携帯電話の電波が届かない「圏外エリア」でも、対応するスマートフォンアプリでのデータ通信が可能に。サービス開始時点では、GoogleマップやSNSのX、天気予報のウェザーニュースなど、災害時やアウトドア活動で役立つ19種類のアプリに対応するとのことです。
サービス開始当初の対応機種は、同日発売の「Google Pixel 10」シリーズと「Galaxy Z Fold7」「Galaxy Z Flip7」です。iPhoneについては声掛けしている状況とのこと。
「au Starlink Direct」はauユーザー以外も契約でき、au取扱店やau Online Shopで申し込みを受け付けます。通常の5G/4G LTEエリア内では月に1GBまでのデータ通信が利用可能。
対応アプリは以下の通り。圏外でもXはツイ廃すぎるかもしれませんが、Googleマップが使えるのは良いですね。山や海で使えるアプリも揃っています。
カテゴリ | アプリ名 |
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地図 | Google マップ |
auナビウォーク | |
auカーナビ | |
天気/防災 | ウェザーニュース |
特務機関NERV防災 | |
ココダヨ | |
アウトドア(山/海) | YAMAP |
ヤマレコ | |
いまココ | |
タイドグラフBI | |
釣り船予約「釣割」 | |
乗船名簿クラウド | |
ニュース | スマートニュース |
NewsPicks | |
SNS | X |
メッセージ | auメール |
Google メッセージ | |
安心 | 家族の安心ナビ |
Google の Find Hub | |
緊急情報サービス |
au Starlink Direct対応アプリはauの開示する仕様に従うことで対応が可能とのこと。帯域の必要な動画アプリはユーザー品質を確保できないとしています。動画の多いXは、対応ではあるものの、今後動画ではなく静止画を表示して問題ないよう、X側のアップデートが行われる可能性を示唆しました。また、LINEについては対応を声掛けしている状態だそうです。
対応機種一覧は以下の通り。auから販売されているモデルが対象。SIMフリー、オープン端末を開発しているメーカー向けに技術仕様公開や試験環境提供サポートを今後行っていきたいとしました。
メーカー | 機種名 |
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Google Pixel 10 | |
Google Pixel 10 Pro | |
Google Pixel 10 Pro XL | |
Google Pixel 10 Pro Fold | |
Samsung | Galaxy Z Fold7 |
Galaxy Z Flip7 |