KDDIの新製品発表会によると、SONYのフラッグシップモデル「XPERIA Z1」のフロントパネルには、「キャリアロゴ」がないことが明らかとなった。
背面下部に小さく「au SOL23」とのみ記載されている。
XPERIAのグローバルモデルに準ずるフラッグシップは、これまでNTTドコモ限定で販売されてきた。
一方で、「docomo LTE Xi」対応以降、NTTドコモのモデルには「キャリアロゴ」を目立つ位置に配置することが求められており、XPERIAを支持しているユーザーからは、不満の声が募っていた。
特にXPERIAシリーズは、グローバルモデルの開発者インタビューでは、ロゴを含めてデザインしていると明言されているなど、デザインへのこだわりが強いモデルだが、それにも関わらずNTTドコモはキャリアロゴを配置してきた。ところが、同じくデザインを重視するiPhoneは、ドコモ版においてもキャリアロゴの刻印をされずに販売されているなど、扱いの違いがある。
KDDIが、XPERIAシリーズのグローバルモデルのフラッグシップを、そのままの形で販売したことは、これまではなかった。今回、グローバル機に準じたフラッグシップモデルがKDDIから登場することにより、一部コアユーザーの間ではドコモ版ではなくKDDI版を選択するといった動きが予想される。
「ドコモロゴ」を嫌悪するようなユーザーがどの程度いるのかは計り知れないが、グローバル機やSONY製品を好むユーザーにとっては少なくともいい動きと言えそうだ。