先月LGの4Kテレビ43UF7710を購入しました。基本的にPCモニターとして使っていますので、使用感をレビューします。
低価格化が進む4Kテレビ
筆者が購入した43UF7710は2015年4月上旬に発売されました。発売当初は161,784円でしたが、記事執筆時点での最安値は90,383円となっています。4Kテレビ登場直後と比べると、かなり安くなりました。筆者は価格重視で選びましたが、国内メーカーの製品もかなり手を出しやすいお値段です。
外観
組み立てはスタンドをネジで固定するだけ。簡単ですが、重量が約12kgなので設置は二人でやったほうが安全でしょう。狭額縁で薄型なので、43インチにしてはコンパクト。
スタンドやベゼルにはヘアライン加工が施されており、見た目は悪くないです。質感は価格相応だと思います。
前面下部のステレオスピーカーだけでなく、背面にもスピーカーを搭載することにより5.1チャンネルサラウンドに近い音場を再現できるようです。テレビスピーカーの域を脱するほどではありませんが、普通のテレビよりは臨場感があるように感じます。
マジックリモコンが便利
一般的なリモコンに加え、マジックリモコンが付属。これは、Wiiリモコンのように操作することができます。このリモコンがあるだけで、項目選択のときにボタンを連打するストレスから解放されます。
手にフィットする形で握りやすいです。ボタンがアイコンの形に浮き出ており、リモコンを見なくても触って認識できます。
ちなみに、マジックリモコンにだけ3Dボタンがありますが、43UF7710は3D機能非搭載です。押しても利用できないというメッセージが表示されるだけでした。
webOS 2.0
43UF7710はwebOS 2.0が搭載されたスマートテレビです。前バージョンのwebOS 1.0と比べ動作速度が大幅に向上し、快適に使えるようになりました。
インターネットに接続すれば、ブラウジングだけでなくNETFLIXやひかりTVなどのVODサービスが利用できます。
PCモニターとして使うには
筆者はMac ProのHDMIポートから出力しています。HDMIケーブルでテレビと接続し、解像度を3840×2160にすると画像のように端が切れてしまいます。
テレビのデバイスコネクターからPCを選択すると改善しました。他にも、ゲーム機やセットトップボックスなどの項目もあるので、接続機器に応じて設定を変更すると良さそうです。
広大な作業スペース
今までは23インチのモニターを3面横に並べていました。多くの情報を同時に表示できましたが、一覧性に欠けていました。首を左右に振らないと全ての情報が視界に入らないのです。そこで、1つの大きい画面に集約しようと考えました。
画面からある程度距離があれば、表示されているもの全てを見渡せます。ウィンドウ分割機能で複数のウィンドウを並べて表示すれば、マルチモニターのようにベゼルが気になることはありません。
モニターとして購入するのはアリ
43インチはかなり大きいので、UHDでも高精細すぎて見づらいということはありませんでした。大画面はやはり快適で、満足しています。
設置スペースや画面との距離など制約もありますから、事前に確認しておくといいでしょう。 また、4Kモニターとして使用する場合は、PCが4K出力に対応している必要があるので、注意してください。
総括
4Kはコンテンツ不足が問題でしたが、現在はVODサービスなどでも取り扱われるようになりました。今後ますます4Kの恩恵を感じられる場面が増えるでしょう。大画面で迫力ある映像を楽しめて、PCと接続すればFHDとは比較にならないほどマルチウィンドウでの作業が捗ります。4Kテレビいかがでしょうか?