HTC J Butterfly HTL21といえば昨年末のau LTE対応のAndroid端末としては最もハイエンドな端末でしたが、唯一惜しかったのが「蓋が開けづらい」「すぐ蓋が取れる」というものでした。防水端末としては、簡単に蓋が取れてしまうようなことはよろしくありません。
こうした弱点を補うのが、クレードル、いわゆる卓上ホルダです。卓上ホルダなら蓋を開けずに充電することが可能ですから、蓋が取れてしまうことや、防水性能が無くなることを防ぐことができます。
HTC J Butterflyは、卓上ホルダの端子が端末背面に存在する上に、au総合カタログにも卓上ホルダの記述が11月号には存在しており、KDDIがすぐに卓上ホルダを発売すればいいだけの話でした。
しかしau総合カタログ12-1月号から、なぜか卓上ホルダの記述が消えるという事態が発生。蓋が取れる、その対処策になる切り札 卓上ホルダがなぜか無かったことになっている、さらに取れた蓋は場合によっては有償修理になるケースがあるなど、なんだか残念な状況に。
さすがにこうした状況に業を煮やしたユーザーの中には、なんと卓上ホルダを自分で作ってしまう人まで現れました。
これを制作されたGoogle+のユーザーさんは、今回microUSB 2ポートとショート防止の回路を組み込んだためコストがかかっているものの、1ポートとショート防止回路ナシなら原価を2000円以下に抑えることもできるとのこと。既にシリコンで型取りをしており、もしKDDIがこのまま卓上ホルダを発売しないようなら、このまま量産も考えていらっしゃったようです。
しかしKDDIが、やっと卓上ホルダの販売を正式告知。価格は2520円、販売開始は4月6日とのこと。同梱でもいいぐらいだと思いますが、ちょっと遅すぎますね。このユーザーさんの手を煩わせずに済んだと考えるべきでしょうか。