昨日発表されたNexus 6ですが、Motorolaの公式発表によると防水に対応しているとのことです。
Google公式のPVにも水中に沈むNexus 6が登場しています。
これまでNexusシリーズで防水に対応した端末はなく、そもそも防水のスマートフォンというもの自体、当初は日本メーカーぐらいしか作っておらず、最近になってようやく増えてきたものです。Motorolaで言えば、Moto Gが防水に対応していることが確認されています。
AndroidのリファレンスモデルであるNexusシリーズに防水機能が採用されたということで、今後は世界的にも高価格帯のスマートフォンに防水が採用される流れがくるのかもしれません。
また、Nexus 6はWCDMAおよびLTEの対応周波数も拡大されています。
Nexus 6(日本販売モデル) | WCDMA | 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 9 / 19 |
LTE | 1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 9 / 19 / 20 / 28 / 41 | |
Nexus 5(日本販売モデル) | WCDMA | 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 |
LTE | 1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 20 |
注目すべきは、LTEのBand 19および28、41です。
まず、Band 19はいわゆる「Xiプラスエリア」で、NTTドコモのLTEが利用できます。Nexus 4やNexus 5は「FOMAプラスエリア」のみの利用となっていましたが、新たにBand 19に対応したことで電波の届きづらいエリアでもより高速な通信が期待できます。
Band 28は来年以降にNTTドコモ、KDDI、ワイモバイルで利用できる予定となっていますので、将来的には更なる通信の安定化が期待できます。
Band 41はソフトバンクのAXGPおよびKDDIのWiMAX 2+で利用されている周波数です。WiMAX 2+が利用できるかどうかは未知数ですが、AXGPは利用できる可能性が高そうです。
以前のNexusシリーズと比較して、より日本で利用しやすいモデルになっているのは間違いなさそうです。もっとも、Nexus 6はCDMAに対応しないためau回線では通話ができず、更にauのプラチナバンドも使えないので、auは真っ先に選択肢から外れそうですが…。
【訂正】初出時、KDDIがBand 3を取得しているとの記述がありましたが、実際は取得しておりません。お詫びと共に訂正致します。また、Band 41、CDMAに関する記述を追記致しました。