コミケカタログをスマホ・タブレットで利用する方法(C87以降対応版)

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 同人誌即売会コミックマーケットC87が12月28~30日まで開催されます。そんなコミケの地図となるのが、サークルのリストと会場内の配置が紐付けられたコミケカタログは、まるでタウンページのような厚さ。

 しかし「カタロム(DVD版)」を購入して、データをスマートフォン/タブレットなどの情報端末に転送してしまえば荷物を圧倒的に軽くできるのは以前紹介したとおり。しかしC87からは仕様が変わり、以前と同じ方法ではスマホをカタログ替わりにはできなくなっています。

「カタロム」の改悪 アプリにインストールできない

コミックマーケット 87 DVD-ROM カタログ
コミックマーケット 87 DVD-ROM カタログ

 カタロムは仕様変更があり、Circle.msアカウントによる起動認証が必要になりました。さらにデータをスマートフォン用のアプリに抜き出すことも、できなくなりました。スマートフォンのアプリを利用するには、「Webカタログ」の有料版のAPIが必要です。

[追記]DVD版は唯一、共信印刷製のアプリにのみカタログデータを転送可能とのこと。これはDVD版を共信印刷が販売しているため。しかしながらAndroid版はまともに動作せず、Google Playでは星1の評価が大半となっており、さらにiOS版に至ってはコミケまでにApp Storeの審査が下りなかったようで、現実的な選択肢ではなさそう。

 DVDの販売価格も値上げされています。「ノートPC/Windowsタブレットのみで利用できればいい」という人以外には、あまりおすすめはできません。Circle.msアカウントで利用できる「Webカタログ」に誘導したいのでしょうし、今後はそちらに移行することを考えるべきでしょう。

「Webカタログ」で無料会員が使える機能

 Circle.msの無料登録が必要です。会場MAP、企業ブースページ、コスプレイヤーページが利用できます。コミケの本分は個人同人誌の頒布ですが、こちらに関しては有料会員向けとなっており、一定回数利用すると閲覧制限がかかります。

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「Webカタログ」で有料会員が使える機能 スマホからの利用も

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 有料版(GOLDメンバー)のWebカタログでは、サークルページとその検索機能が全て利用できます。さらにチェックリストの印刷、モバイルからの利用、チェックリストのDVD-ROM版/アプリ版への出力など、機能は充実しています。

 さらにスマートフォン/タブレットのWebブラウザーからアクセスすれば、ブラウザ上でのカタログ利用も可能。詳細検索や、頒布物をカラーで検索できるなど、これはこれで便利です。サークル検索画面から、すぐに会場マップに飛べ、横断できたらもっと良かったと思います。あと、会場は電波状況が悪いので、Web版のみに頼るのは不安です。スクリーンショットや印刷などを忘れずに。

 月額プランは540円(クレジットカード決済のみ)、長期プラン(120日)は2160円(コンビニ・銀行振込対応)となっています。

大多数の人には安く便利になったが…

 1年に2回のお祭なので、コミケが終了したら月額課金を解約すれば非常に安上がりです。カタログを普通に購入するよりいいでしょう。クレジットカードさえ持っていれば、今までより安く費用を抑えることもできるので、歓迎すべきことです。

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 ただし利用できるアプリケーションの幅が狭くなったのも事実です。今現在、開発者さんがアクティブなコミケカタログアプリは、WebカタログのAPIに対応してくれて、有料会員ならそれらを利用できるのでいいのですが、そうでないアプリでは利用できなくなります。(紙のカタログで予め好きなサークルの配置を確認しておき、その配置をメモするだけのアプリなど、つまりカタログデータがなくても動作するアプリならそのまま使えます)

 これまで使い慣れたコミケカタログアプリがある人は、乗り換えが迫られます。iOSでもAndroidでもない、一風変わった懐かしいデバイスをカタログとして活用してあげることは、できないでしょう。コミケといえば長い歴史があるだけに、ソフトウェア資産も多いので、この点はちょっと残念です。今回のコミケの相棒には、最新仕様に対応したアプリの動くデバイスへとバトンタッチしてあげて下さい。

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(バトンタッチの例)

利用できるアプリ

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 いつものようにアプリで参戦したい人も多いはず。API対応のアプリは以下の通り。他にもあるかもしれません。ご存知の方は教えていただけると幸いです。

 各アプリからログインするとOAuth認証ページに飛ばされます。認証後、アプリ側にカタログデータの転送が可能。

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 ComicTribesはマーケット上では無料、200円のアプリ内課金を行った後、Webカタログへの認証が可能になります。簡単ですね。むしろDVD版より転送の手間が下がったと言えます。

 CC ViewerはUIはとっつきにくいですが、慣れると使いやすいです。わかりやすいのはComicTribesですね。どちらも機能は一通り揃っています。サークル表一覧から好きなサークルを選択し、すぐにマップ画面に切り替えられるのもこれらのアプリの使い勝手の良さに繋がっています。

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 特にiPhone 6 PlusやXperia Z Ultraなどのファブレット~片手でホールドできるタブレットあたりが、機動性も閲覧性も兼ねていて、カタログ代わりにいいのではないかと思います。

 会場では電波状況も悪いので、カタログには、Web版よりもオフラインでも利用可能なアプリ版をおすすめします。

総評 自分に合った選択を

 コミケに月額課金?など疑問符がつくところはあるものの、「DVD-ROMを買ってアプリ版を入れてデータを転送する」という作業がよくわからなかったユーザーにとっては、Webブラウザーからもアクセス可能であることは大きな魅力でしょうし、前述のアプリも簡単に利用することができます。トータルで考えれば、よりカタログを使いやすくなったと感じる人も多いのかもしれません。値上げや仕様変更があったとはいえ、DVD版も使えますので、各種ノートPC/タブレットでも利用できますからね。

 皆さんも自分にあったカタログの利用方法を見つけて、コミケを楽しんでみてください。

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