電子書籍の普及につれ、専用端末のKindleを使う方が増えてきました。筆者自身も、国内で販売された Kindle PaperWhite や、Kindle Voyage を愛用しており、特に活字の書籍の見やすさには満足しています。
一方で、電子書籍端末(つまり、Kindle)は故障が天敵です。書籍を一カ所に集約出来ることで、一台壊れてしまうと、複数の書籍が閲覧できなくなります。また、本体の破損以外にも、電子ペーパーに傷が付くと読書が困難な状態になってしまいます。もちろん、スマホやタブレットでは閲覧できますが、やっぱり電子ペーパーが良いですからね。
前置きが長くなってしまいましたが、傷の問題を手っ取り早く解決するには、ケースやカバーをつけることです。今回、Inateckさんより評価用のサンプルを頂戴したのでレビューしていきます。
擦り傷には強そうなフェルト素材
ケースやカバーと聞くと表面が硬い素材で出来ている印象を受けますが、本製品はフェルト製の柔らかい素材で出来ています。中に板が入っていないので、一カ所への集中的な圧力や捻れには対処できそうにありませんが、鞄の中で荷物が擦れる際に発生する傷やひっかき傷には対応できます。また、軽量なので鞄が重たくならないのも良いです。
ただ、カラーバリエーションがグレイしかないのが気になったところで、もう少しカラーバリエーションが欲しいですね。ブックカバーでは、ダークグリーンやダークブルーの色を好んで使っていたので、それに合わせたいというのも本音です。
レザーストラップはマジックテープで固定するようになっており、ケースを開けるときに独特な「バリバリ」という音がなるので、マジックテープが苦手な方は注意が必要です。とは言え、接着部分が大きくないので、音が気になることもありませんけどね。
取り出しやすいひと工夫
このケースの面白いところは、レザーストラップを引っ張ると Kindle 本体が、取り出しやすく滑り出てくる仕組みです。単純ながらも考えられています。スリーブカバーにありがちな「入れたけど取り出しづらい」という問題も解消されています。収納する際に少し押し込む必要はありますが、ストレスは感じません。
Inateck はタブレット向けのスリーブカバーも販売しているので、Kindleを持っていないものの、気になった方はそちらもチェックすると良いです。