NTTドコモ2015年夏モデルである富士通のArrows NX F-04GはソニーのExmor RS IMX230を搭載した日本初のスマートフォンである可能性が高いです。
NTTドコモ2015年夏モデルのスペック一覧によると、Arrows NX F-04Gのリアカメラは裏面照射積層型の有効画素数2150万画素とのことですが、IMX230のスペックを見ますと裏面照射積層型、有効画素数5344 * 4016 = 21,461,504画素ですのでスペックがよく一致しています。また、F-04Gの主な特長にはリアルタイムHDRの撮影に対応とあるため、これもIMX230の特長と一致します。これらより、Arrows NX F-04GのリアカメラのイメージセンサーはExmor RS IMX230であると考えられます。
IMX230のセンサーサイズは1/2.4型と一般的なスマートフォン向けイメージセンサーよりは大きいものの、Xperia Z3, Z3 Compactに搭載された1/2.3型のIMX220よりはやや小さくなっています。しかしながら、IMX230はリアルタイムHDRの他に像面位相差AFを搭載しているため、より高速なAFが期待できます。富士通がこのセンサーを載せてどのように仕上げてくるか楽しみですね。
なお、現在のところ他にIMX230を搭載している機種には中国LeTVのLeTV Maxと、アメリカSaygusのSaygus V2が確認されています。