業務妨害で無職の15歳、逮捕。横浜のドローン少年「ノエル」活動に幕?

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 インターネット上の配信で、東京浅草の三社祭に「ドローン」を飛ばすと発言し、祭りの警備を強化させた業務妨害の疑いで、無職の15歳少年を警視庁が逮捕したとNHKが報じました。

 少年は、ニコニコ生放送・アフリカTV・YouTube・ツイキャス上で「ノエル」のハンドルネームで活動していました。京都市内でドローンを飛ばそうと警察沙汰になったり、長野市善光寺にドローンを墜落させたり、国会議事堂付近でドローンを飛ばそうとして警察に「保護」の名目で自宅に送還されるなど、世間を賑わせています。

 直近では、有楽町駅周辺でドローンを持ち歩いていたところを、「精神錯乱」などの扱いで「保護」され、パトカーで自宅に送られています。

 こうした行為は複数回に及んでおり、今回の措置はやむを得ないものと思います。社会正義やドローン規制への抗議など、何らかの義憤から来る行為であれば汲むべきところもあるかもしれませんが、家庭内の不仲の発散や承認欲求を満たしたいなどの私情しか見えてきません。むしろ、ゆるめで進んでいるはずのドローン規制を、強化する動きにしか繋がりません。

 私はドローンの販売や飛行に年齢確認や、保護者の監督を義務付けるべきだと思います。ドローンは宅配や救急医療、農業など、人類の生活を豊かにする可能性を大いに秘めた注目分野です。アメリカと中国がこの分野で大きく先行しており、日本は立ち遅れています。無規制でもなく、過剰規制でもない、適度なバランスを取ってこの分野の発展を促す必要があります。

 映像作品に携わるクリエイターや写真家もドローンに注目しています。同じく横浜在住の動画配信プロレスラー・シバターさんは、少年とコラボレーションした動画をYouTubeにアップロードしています。少年の無軌道ぶりや、チェーンソーでドアを突き破るシバターさんの芸風、自宅上空を飛び回るだけでも家屋の新しい一面が映し出せるドローンの実力を巧みに活かしつつ、一つのコメディ作品に仕上げています。

 この動画では警察は登場しません。規制されていない場所で、大人と一緒に安全に飛ばす分には何の問題もないのです。笑いを誘う演出として、シバターさんにモザイクがかかっている部分がありますが、初歩的な動画編集技術を持つ大人がサポートに回れば、プライバシーの問題もクリアできるわけです。この新しい可能性に、本人を含め周りの大人達がもっと早く気づいてあげることができたら、また違った展開になったのかもしれません。

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