歴代Galaxy Noteシリーズを初代から愛用しています。Galaxy Note 5を輸入するにあたり、前世代となるGalaxy Note Edge (SC-01G)についてまとめておきます。
日本で出たのはGalaxy Note Edgeのみ
グローバル市場ではGalaxy Note EdgeとGalaxy Note 4の選択が可能でした。私は国内キャリア版でNote 4が出てくるのを待っていましたが、日本市場に投入されたのはNote Edgeのみだったので、ひどく落胆しました。結局入手したのはドコモ版のSC-01Gです。
Galaxy Note Edgeとは
Note Edge、Note 4とほぼ同一性能。最大の違いは、右側面部分にエッジディスプレイを搭載したことです。
これによりデザインは非常に前衛的。その他の側面部分も金属を使用しており非常に高級感があり、所有欲をそそります。
エッジディスプレイのいいところ
単にギミックとして面白いです。左右フリックで回転ドアのように動きます。筒を回しているような感覚です。
機能としては、歩数計・着信・メッセージ通知などを表示してくれます。アプリショートカットも配置できます。乗り換え案内の検索結果を表示できるのも面白いかな。
エッジディスプレイの悪いところ
エッジスクリーン用のアプリはすぐに飽きてしまい、いくつかあるエッジ用アプリも、あまり実用性が高くないのですぐに使わなくなりました。フリップカバーを開かなくても通知が確認できて便利なのでは……という期待も虚しく、結局最後はただのアプリショートカットになります。
あと着信・通知確認や歩数計といった機能はGear Fitと重複していたのでなおさら必要性を感じなかったというのもあります。スマートウォッチを装着せずともそれらの機能がエッジスクリーンに表示できると考える、と悪くないかもしれません。
さらにエッジディスプレイのせいで横長になっていますし、ホールド感も悪化しています。せっかく狭いベゼルの機体なのに、その良さがエッジスクリーンによってオミットされています。
Flip Walletは「必需品」
純正カバーのFlip Walletは手帳然としていて素晴らしいです。裏蓋を外してケースをはめることになるので、厚みが増すのも最小限度に抑えられます。
筐体サイズの大きいファブレットなので、上側面に配置された電源ボタンは押しづらいですが、フリップカバーの開閉に応じて画面が点灯するので電源ボタンに指を伸ばす必要性はあまりないですし。
カバーを閉じた状態で電源ボタンを押すと、ちょうどエッジスクリーン部分だけ点灯するので、電池を節約できている感じもします。(私の個人的な使用範囲では最終的にただのアプリショートカットになってしまったので、結局フリップカバーを開ける必要があるので、使いこなせませんでした)
筐体サイズが大きく、重たく、前面の広い画面領域とバックキー・履歴キーのおかげで、持ち方には苦労する人も多いかもしれない機種ですが、フリップカバーを開いている時の持ち方を工夫するようにすれば、ホールド感は上がります。特にカメラ撮影時にはカバー部分を左手で持って、右手でエッジ部分のシャッターキーを押すようにするとしっかり撮れます。
というわけでFlip Walletは必須だったなと思います。
基本的にはよくできている
デジタイザースタイラスS-Penの使い勝手はGalaxy Note 3あたりでかなり完成されていました。ペンを着脱時に出てくるエアコマンドメニューも継承。画面を切り取ってメモに貼り付けられるのも便利。完成度は既に高まっていました。このあたりのレビューはGalaxy Note 5のレビューで詳細に解説していきます。
結論:エッジが邪魔
とにかく、結論としてはエッジが邪魔です。エッジを取っ払って、上部の電源ボタンを左右に戻すべきだと、何度思ったことか。水平の紙いっぱいにメモを取りたいのです。曲がっている意味がありません。 奇をてらった飛び道具ではなく、純粋な道具が欲しいのです。日常の道具として熟成されてきたNoteシリーズが好きなのです。Note Edgeは、高級感あふれる前衛的なデザインで所有欲を満たすことはできましたが、愛着はわきませんでした。