かれこれ10年以上、カシオ製のガラケーをメイン機として愛用してきた筆者ですが、後継機種の登場が絶望的な状況となってしまったので、AQUOS K SHF31に買い替えました。
思い返せば5年前、HT-03Aを手にした筆者は「スマートフォンがガラケーを駆逐してしまうのではないか」と直感し、ガラケーが復権する日が来ることに一縷の望みを託して、ガラケー史上最強スペックのG’zOne TYPE-Xを購入したのでした。直感は見事に的中してスマートフォンは全盛期を迎え、ガラケーはハイエンド機不在の数年間を経て「ガラホ」の形で復権しようとしています。途中、カシオが携帯電話事業から撤退するという誤算があったため、G’zOne TYPE-Xの寿命を待たずに、ガラホに手を出すことにしました。
さて、前置きが長くなりましたが、本稿のテーマはAQUOS K SHF31の料金プランです。
AQUOS Kには専用の2段階定額プランが用意されており、毎月割を考慮すると、購入から3年間は月額1142円で利用可能です。無料通話は最大27分と標準的な分量ですが、無料通信は10MBまでと厳しく制限されており、10MBを超過すると0.02円/KBで課金が始まります。
LTEプランS(無料通話:27分) | 1077円 |
LTEダブル定額(無料通信:10MB) | 540円〜4536円 |
LTE NET | 324円 |
ユニバーサルサービス料 | 2円 |
WEB de 請求書 | -21円 |
毎月割 | -780円 |
合計 | 1142円〜5138円 |
最低維持費を実現するためには、パケット通信を月10MB以内に抑えることが肝要です。『自宅ではWi-Fiに接続し、外出先ではスマホでテザリングする』という基本方針は、誰しもが考えることですが、Eメールやau ID連携といったサービスが正常に機能するか、月10MBのパケット通信でやりくりできるか、が不安で購入に踏み切れない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
筆者も購入前は同じ不安を抱えていましたが、半月ほど使ってみた結果、Eメール等も含めて月10MBのパケット通信で問題なく利用できることが分かりました。
AQUOS K SHF31には、アプリ毎にデータ通信の可否を設定する機能が搭載されているため、適切に設定することでパケ漏れのリスクを最小限に抑えられます。また、Android OS標準の通信制御機能も健在なので、端末全体の通信量にも上限を設定できます。
端末のセットアップ時には、au ID設定とメールアプリの初期設定にパケット通信が必要となりますが、筆者の環境では合計500KB程度に収まりました。環境によって多少の差異はあると思いますが、10MBを超えることはまず無いでしょう。
Eメールに関しては、パケット代を抑えつつ利便性を損ねない柔軟な運用が可能です。具体的には、Eメールアプリのパケット通信を許可しておくことで、Wi-Fi接続中はWi-Fi経由で、テザリング接続中はテザリング経由で、どちらも利用できない場合はパケット通信で、Eメールを送受信するという芸当が可能です。
Wi-Fi接続中はパケット代を気にせずに済みますし、ベースがAndroidなのでアプリをインストールすれば拡張性も十分。タッチパネル非対応を逆手に取れば、入浴中でも誤作動が少なく快適に使えます。コスパの良いガジェットなので、少しでも興味がある方には購入をオススメします。