UPQ(アップキュー)は、同社スマートフォンUPQ Phone A01Xのバッテリーが過熱し焼損した事故について、充電時のバッテリーが焼損元であったことを明らかにしました。これは、消費者庁および総務省の指導の下、第三者機関によって解析が行われた結果です。
2017年5月9日現在、計4件の同様の事故が報告されており(内2件が重大製品事故、2件が非重大製品事故)具体的な対応については2017年5月下旬を目処に公表としています。また、対応に先立ち購入者専用の電話窓口が設けられたため、UPQ Phone A01Xを利用している場合は、チェックの必要がありそうです(リンクは記事下部にあります)
ハードウェアベンチャーとして注目を集めたものの、多くの製品のクオリティが日本人を満足させられるものではなかったことや、4Kディスプレイのスペックが事実上詐称されていたなど、ネガティブな話題に事欠かないUPQですが、バッテリーの発火のような人の命に関わる問題が発生した際に、どのような対応をとることができるのかが、今後の焦点となるでしょう。
筆者としては「重要なお知らせ」であるにも関わらず、公式Webサイトのトップページや製品ページに本件のリンクがなく、ページ内の「お知らせ」からしか、本件の告知ページにたどり着けないのは、利用者にとって非常に不親切な対応に思われます。また、依然としてDMMや楽天にて製品が販売されていることにも首をかしげざるを得ません。
諸々の事件・事故の結果、風当たりが厳しくなっているのは間違いないのですが、小さな所から信頼回復に努めていって欲しいと思います。