UPQ(アップキュー)は、スマートフォン「UPQ Phone A01X」に対し、本日より順次、充電制御を改善したファームウェアを配信すると発表しました。
UPQ Phone A01Xは、4件もの焼損事故を発生。その推測される総販売台数からはかなり比率の高い事故率です。消費者庁・総務省・第三者機関の事故調査が実施され、バッテリーが焼損元であることが特定済み。
このバッテリー焼損を引き起こした原因が、本体の充電制御のファームウェアであったということのようです。現行のファームウェアでは、バッテリー充電時に過負荷が掛かっていました。
新ファームウェアの適用後は、緩やかに充電されるように修正されるとのこと。UPQは、現行ファームウェアのまま使うと機体が加熱し焼損に至る恐れがあるため、必ずアップデートするよう呼びかけています。
加えて、既存購入者に対しては、新型のバッテリーを配布するとのこと。配布時期のアナウンスは6月を予定。
なお、「UPQ Phone A02」については発売を見合わせるとのこと。見合わせるも何も2016年2月発表、2016年5月発売の機種が未だに発売されず、この期に及んでの発売見合わせ告知ですから、事実上の発売中止と捉えても差し支え無さそうですが。
新進気鋭のハードウェアベンチャーとして一躍有名になったUPQですが、低い製品品質やスペック詐欺など、実際の製品はまだまだ人におすすめできないお粗末なものです。
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