発火でブランドイメージ低下のGalaxyも、次世代バッテリー「全固体電池」で名誉挽回できる?

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 サムスン電子が、2年以内に次世代バッテリーとも呼ばれる「ソリッドステートバッテリー(全固体電池)」をGalaxyスマートフォンに採用できると、The Korean Heraldが報じました。

 これは、Samsung SDIの幹部の一人が、The Korean Heraldに語ったもの。実際にGalaxyに採用されるかどうかはあくまでサムスン電子側の判断としつつも、1~2年以内にスマートフォンで採用するのに十分安全なソリッドステートバッテリーを製造可能な技術水準をSamsung SDIは持っているとのこと。

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 Samsung SDIは、燃料電池、太陽電池、電気自動車等輸送用バッテリーなどを製造販売する韓国の大手電機メーカーです。その幹部が語ったということで一定の信憑性はありそうです。

 携帯電話やスマートフォン、タブレット、ノートPCなどに採用されている現在主流の電池は、液体電解質のリチウムイオンバッテリーです。これに対し、ソリッドステートバッテリーは、液体の代わりに固体電解質の層を使用。2倍の電池容量を実現します。

 リチウム電池は内部の液体が外部の空気や水と接触すると、発火・爆発の危険があります。しかしソリッドステートバッテリーは、リチウム電池と比べて長寿命で、耐久性があり、発火のリスクがはるかに低くて安全性が高いという特徴を持ちます。

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(画像出典:Clean Technica

 全世界で発火事件を起こしたGalaxy Note 7は、Galaxyブランドのイメージを大きく毀損しました。しかしGalaxyスマートフォンが、もし次世代電池「ソリッドステートバッテリー」を採用して登場すればどうでしょうか?Galaxyならではの技術感で、安全性のマイナスイメージを一気に払拭できるでしょう。

 ただ、ライバル企業であるLG Chemのソリッドステートバッテリーを製造する技術も、Samsung SDIと同等のようです。

 ソリッドステートバッテリーは、スマートフォンや電気自動車に使用可能です。スマートフォンは今後2年以内にその採用機体を見ることができそうですが、車両は安全性のテストがより多く必要であり、採用車両は2025年ごろに登場する見通しです。