PUBG、「荒野行動」「Rules of Survival」の配信中止・開発停止を求め提訴。

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 「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS (PUBG)」が画期的な成功を収めて以来、同種のバトルロイヤルゲームが多数登場しています。Epic Gamesの「Fortnite」」もその一例ですが、独自のクラフト要素を取り込んでいることによってオリジナリティのあるゲームに仕上がっています。

 一方で、そうではないPUBGフォロワーのタイトルも存在します。それが「荒野行動」「Rules of Survival」です。いずれも中国NetEaseが開発しているモバイル向けのゲームです。

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 この2つのタイトルに対し、PUBG Corpが米カリフォルニア州において訴訟を提起しました。著作権侵害などによって、原告は回復不能な損害を被ったとし、問題のゲームの配布と開発の中止を求めています。

 PUBGは中国Tencentと提携し、正式なスマホ版PUBGを中国・グローバル市場で展開し始めていますが、先に「荒野行動」「Rules of Survival」が配信されてしまっているので、確かに損害を被っていると考えてよいでしょう。

 単にゲームコンセプトや基本ルールが同一というだけでなく、訴状によれば、マップレイアウト、特定の建物の外観や構造、武器やフライパンといったものまで酷似しているということです。この辺りはこれらのゲームとPUBGの両者をプレイしたことがある人ならよくわかりますよね。

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 また、PUBGで勝利した際に表示される有名なフレーズである「Winner, Winner, Chicken Dinner」という言葉までをもプロモーションで使用しているとも訴状は指摘。

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 訴状は実に155ページにも及んでいます。

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 筆者は個人的にもPUBGのプレイヤーですが、「荒野行動」をプレイしていると、あまりにも様々なオブジェクトに既視感がありすぎるように思います。単に「流行のゲームに似てしまった」という範囲を逸脱し、模倣・海賊版と言うべき域に達しているように見えます。

 昔、海外で人気だったPCゲーム「Counter Strike」や「Battlefield」を、真似した韓国メーカー製の「Special Force」「WarRock」が、基本無料で展開され流行った時期を思い出すので、時代は繰り返すのだなと、微笑ましく思いますし、人間の社会は流行や真似から発展してきた部分はあるので、ある程度許容すべきだろうと思います。そう思う反面、あれら韓国製のゲームでさえここまで開き直って丸パクリはしておらず、オリジナリティを出していたので、NetEaseが本家から訴訟されるのも致し方ないと感じます。

 また、視点を変えれば、中国Tencent陣営が、中国の海賊版を取り締まるという、ある種の中国の自浄作用のような構図が見えて面白いですね。PUBGの開発元である韓国のBluehole Studioはモバイル版の開発と国際展開にあたってTencentと提携してPUBG Corpを設立し、Tencent関連会社がPUBG Mobileを開発しているからです。