Fortniteがクロスプラットフォーム展開
Epic Gamesは、最近日本語版も配信開始された注目タイトル「Fortnite Battle Royale(フォートナイト・バトルロイヤル)」が、PS4 / Windows / Mac / iOS間のクロスプレイを実現し、最終的にはそこにAndroidも加わると発表しました。
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Fortniteとは
Fortniteは、現在大人気のPCゲーム「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS(略称:PUBG)」の流行にあやかった100人参加のバトルロイヤルゲーム。
PUBGとの違いは、Minecraftなどで流行った「クラフト要素」の追加です。盾や階段、陣地を建築することができ、より多種多様な戦術を採ることができます。現在、PC / PS4 Xbox One向けに、それぞれ別個に展開中。
悲願、Xbox OneとPS4のクロスプレイは実現するのか?
MicrosoftはE3 2016で、自社のWindowsと家庭用ゲーム機Xboxのクロスプラットフォーム戦略の強化を発表しました。
一方で、MicrosoftのXbox Oneと、SonyのPS4は、いわば商売敵であり、Xbox OneとPS4間のクロスプラットフォームは実現していません。
Fortniteのクロスプレイに挙がったプラットフォームのリストにはXbox Oneはありませんでしたが、The VergeがMicrosoft社の広報担当に照会し、報じたところによると、Microsoftは今後クロスプレイを可能にするためにEpic Gamesと協力しているとのこと。
クロスプレイは、Xbox OneとPS4間で実現されるかどうかは不明です。Rocket LeagueやMinecraftでもPS4とXbox Oneのクロスプレイは実現していませんでしたので、もしされれば快挙でしょう。そうでなくとも、Xbox OneとPC/スマホ間のクロスプレイというだけでも、十分にインパクトのある話です。
遊びたいゲームは同じだが、持っているゲームハードが異なるがために一緒に遊ぶことができなかった……そんな経験のあるゲーマーにとっては悲願のクロスプレイ。PCゲームをプレイするにはそれなりのPCスペックが必要でしたが、PCが無いユーザーとも、FortniteならPCゲーマーが一緒になって遊べるのだから、喜ばしいことです。
PUBGとその模倣タイトルの流行を考えると、スマホでも遊べるFortniteも人気が出る?
PUBGは未完成のEarly Accessの段階で、12ヶ月以内に2000万本を売り上げるという、不況だったPCゲームの中ではスマッシュヒットを記録。Steamで最も人気のゲームタイトルの座に上り詰めました。
PUBGの模倣タイトルである「荒野行動 Knives Out(開発元は中国NetEase Games)」が、スマートフォン向けのみにリリースされて1億ダウンロードを突破するなど爆発的に流行しています。
それを考えると、スマートフォンでも遊べるFortniteも同様に流行するのではないかと予想できます。PUBGは中国地域にのみスマホ版を展開しているのに対し、FortniteはPC / 家庭用ゲーム / スマートフォンで遊べて、しかもクロスプレイが可能となれば、先行するライバルの一歩先を行く形となります。そうなれば、スマートフォンでゲームをする若いユーザーが流行を牽引してくれることになるのでしょう。
ヒットの鍵は操作性とマネタイズか
ただし、マウスとキーボードというPCの操作デバイスはゲームをする上では最適であるのに対し、スマートフォンのタッチパネルでの操作というのは限界があります。PCのプレイヤーが一方的に他のプラットフォームのプレイヤーを狩ることになってしまうのは想像に難くありません。デバイス間格差を上手く是正できるかどうかがヒットの鍵になるのではないでしょうか。
また、先行する荒野行動は基本無料でアイテム課金制です。FortniteもPC/家庭用の対人モードが基本無料でプレイできるため、スマートフォン版も基本無料で期待して良さそうです。課金要素がどのようなものになるかも気になるところです。一般的には強弱・勝敗に関わらない部分へ課金する仕組みだとプレイヤー人口が増えやすいですね。
iOS版は3月12日より招待開始
iOS版はまずは招待制で配信となっています。3月12日から公式サイトにログインし、招待メールを受け取る必要があります。招待に漏れた場合でも再度申請が可能。
Android版も今後数ヶ月のうちに登場するとしています。
まだかなー https://t.co/UBfx8KeYcF pic.twitter.com/T7iSZ35HeV
— すまほん!! (@sm_hn) 2018年3月25日