ソフトバンク、三段段階制定額「おてがるプラン」を導入。先行他社に見劣りする内容だが、ターゲットの違い

ソフトバンク、他社プラン追従の「おてがるプラン」発表

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 SoftBankは、段階制定額プラン「おてがるプラン」の提供を発表しました。提供開始日は6月29日より。

 既に競合のKDDIは「auピタットプラン」、NTT docomoは「ベーシックパック」という名称で多段階制定額を導入しており、SoftBankもこの流れに乗る形となります。

基本料金+おてがるプランのデータ料

 「おてがるプラン」は、基本プランの「スマ放題(2700円/月)」「スマ放題ライト(1700円/月)」のいずれかと組み合わせることができます。

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 1GB、2GB、3GBの3段階しか無く、容量超過時は128kbpsまで速度制限されます。制限解除は1000円/1GB。

 このプランでスマートフォンデビューするユーザーは、契約から1年間は1000円/月が利用量から割引されるとのこと。

拍子抜けだが、ターゲット層の違いと考えると大いに納得できる

 たったの3GBまでしかなく、正直なところ、先行するauやドコモのプランと比較すると拍子抜けするような内容です。auやドコモは5GB、20GBも想定した多段階制定額となっているからです。

 ただ、これはターゲット層の違いなのではと思います。auやドコモの段階制定額は幅広い層を狙っているのに対し、ソフトバンクのプランは、ガラケーからの巻取りを主眼とした限定的なプランであると考えるべきです。

 スマートフォンデビューするユーザーには1000円の割引もありますので、「ガラケーからスマホに機種変更したい。きっとデータ通信はあまり使わないと思うので、とにかく安く試したいけど、具体的に何GB使うのかはわからない」というユーザーには、販売現場でセールスしやすいプランと言えるでしょう。

 むしろ、そのようなユーザーは「勝手に5GBや20GBも通信して、高額な料金を支払わされるのはイヤだ」と考えるでしょう。つまり3GBで一旦速度制限になるというのは、このプランの武器であり、本質とさえ言えます。

微妙な対象機種選定からも納得

 おてがるプランの対象機種は、iPhone SE、Android One S3、DIGNO J、HUAWEI nova lite 2、シンプルスマホ4となっています。

 既に普通にスマートフォンを使いこなしているSoftBankユーザーであればiPhone 8/8 Plus/X、AQUOS R2、Xperia XZ2、Huawei Mate 10 Proなどに機種変更すればいいわけで、そうではない入門機種・廉価機種・小型機種が対象機種として挙がっていることからも、プランの方向性は明確です。

 また、とにかく安い機種を選びたい、データ通信も少しでいいので通信量を安く抑えたい、でも何らかの事情でMVNOにはしない、という人にも検討候補になりそうです。

総評

 他社の流行のプランに追従しつつも、他社のプランではキャッチアップできない層に向けた機能制限版としてアレンジしており、好印象です。私は契約しませんが、それなりにニーズはあるものと思われます。