日本国内のスマホ市場からは真っ先に脱落してしまった、Panasonicのスマートフォン「エルーガ(ELUGA)」。謎のこだわり機能をてんこ盛りにしていたことや、マトリックスっぽい雰囲気のCMを覚えていらっしゃる方も多いと思います。
そのエルーガ、今でも生産委託の形でインド市場などでミドル・ローエンド端末を展開しており、10月4日、インドで人工知能搭載のハイエンド2機種をリリースすると、中国騰迅科技が伝えました。何故日本メーカーのインドでの話なのに中国からの外電で知ることになるのか、よくわからないところかも知れませんが、ご紹介します。
業界関係者によれば、この2機種はステンレスボディで、ワイヤレス充電機能などのハイエンド機能を備えているとのことです。Panasonicが今回、ハイエンドスマホ市場へ参入する理由は、同社の販路が成長しているからだそうです。
Panasonicインド支社モバイル事業部の責任者Pankaj Ranaは、Panasonicがインド10大スマホメーカーの1つになることを願っていると、インタビューで答えています。
また、「販路が我々の核心的な強みであり、いまのところ我々は80%の業務を自社の販路でまかなっており、20%がインターネットチャネルになっている。今後、インターネットチャネルの比率を30%まで押し上げたい」と述べたと言います。
さらに、Panasonicは最近、自主開発の人工知能技術を基礎とした、音声アシスタント「Arbo」をリリースしたそうで、「Arboによって真のスマートフォンが始まり、迅速に市場を開拓するだろう」と語っているそうです。
日本メーカーが総崩れの状況の中、Panasonicには是非ともインドで活躍してほしいところですが、Arbo……どうなんでしょうか。シャープにも似たようなのがあったと思いますが……。