Appleは、3機種のノッチフォンを発表。有機EL搭載のiPhone XS / XS Maxは9月にすぐに発売するにも関わらず、液晶搭載のiPhone XRについては10月まで待つ必要があります。
iPhone XS / XS Maxの方がより高度で複雑だから、後から出てきそうなのに、逆なのか……といったところですよね。実際、昨年は、枯れた技術のiPhone 8 / 8 Plusよりも、後から最先端のiPhone Xが出てきましたしね。
では、今年はなぜ?The Vergeが伝えるところによれば、この答えは簡単で、Appleの製造パートナーは、ベゼルレス・ノッチ付きOLEDの製造ノウハウについて、既に1年の蓄積を持っています。iPhone Xの経験を持ってすれば、早期に出せたというわけ。
iPhone XRはAppleにとって初めてノッチ付きの液晶を搭載したモデルです。7月時点で国内ブログMacお宝鑑定団BlogもJDI製のLCDパネルの歩留まりが悪いと報告していました。Canalysのシニアアナリストもデバイスの出荷量以外の理由でiPhone XRの発売を遅らせることはないだろうと述べています。
この液晶の、ソフトウェアにこそ発売遅延の原因があるのではとThe Vergeは指摘しています。初のノッチ・フルスクリーン液晶のためLCDを制御する多くのソフトウェアが必要です。ソフトウェアエンジニアリングを通じてLCD画面を微調整しなければなりませんでした。
先端モデルXS / Maxのほうがノウハウがあり、普及モデルXRの方はそうではない、というのが今年のiPhone発売日のズレへのひとつの答えになるのかもしれません。
iPhone XRは10月19日予約開始、10月26日発売予定です。
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