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サムスン、中国天津工場を12月31日に停止!従業員への補償は未定

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 中国市場での苦戦が伝えられているSamsungですが、Samsung天津工場が12月31日を以て正式に生産を停止することが決まりました。中国国営通信社、中国新聞網が伝えました。

 12月12日午後、中国新聞社(中国)の記者によるSNS上及び関係者への取材で明らかになったことによれば、韓国サムスン電子の中国天津スマホ製造工場、すなわち天津三星通信技術有限公司は12月31日、正式に生産停止するとのこと。ある職員が記者に述べたところによると、情報は12月11日に発表されたばかりで、書面での通知はまだない、工場2,000名前後の職員への適切な賠償についても、まだ話がないとのことです。

 「会社の法人長が説明会を開いたが、今のところ従業員への賠償案はまだ公開されていない、我々は正常に業務をしている」(前述職員)

 このあと、中国新聞社(中国)の記者がSamsungへ問い合わせたものの、回答は得られていないとのこと。

 どうでもいいですが、「中国新聞社(中国)」とはいっても、広島の中国新聞社も「中国(地方)」にあるよなあと思いました。銀行は「中国銀行(本店岡山)」と「中國銀行(本店北京)」で看板は区別されていますが。

 以下、中国新聞網が時系列順にまとめたこれまでの関連報道です。

  • 2018年8月13日:ロイター中文網電、韓国電子時報の報道によれば、販売税の増税と人件費の高騰により、サムスン電子は天津三星通信技術有限公司のスマホ生産工場の操業一時停止を検討、当該会社はサムスン電子の中国国内スマホ生産基地。
  • 2018年11月24日:調査研究機構Strategy Analyticsは、Samsungの2018年Q3の中国での販売台数が60万台にとどまったと発表。今年Q2、サムスン電子のスマホは中国市場でのシェアが0.8%を割り込むまで下落。
  • 2018年12月10日:天津日報の報道によれば、Samsungは天津で一部の製品結合を調整、同時に世界最先端の動力電池生産ラインと自動車用MLCC(セラミックコンデンサ)工場などの新規プロジェクトに投資し、新たに投資する額は24億ドルに達する。

 Samsungはついに中国スマホ市場を諦め、電気自動車へと中国での事業の中心を移行させたようですね。

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