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高齢者のガラケーからスマホへの移行ぶりが明らかに

 MMD研究所は、最新の調査結果として、日本のシニアのスマートフォン利用推移調査を発表。データを提供していただけたので本記事でご紹介します。

 MMD研究所はMMDLabo株式会社の調査機関で、ユーザーの利用実態に関するデータに定評があります。

 今回の調査では、対象は携帯端末を所持する国内60歳~79歳の男女、調査手段はインターネット経由なので、そうした点に留意をして数字を見る必要はあります。調査期間は2012年から2018年と長大なもの。2018年調査は複数回答で利用しているデバイスについて聞いているため、スマートフォンとフィーチャーフォンの2台持ちをしている対象者を除外したといいます。

 まず、シニアの携帯端末利用は、2012年調査時点では、スマホは12.7%でした。ところが2018年には、61.5%にまで上昇。

 逆にガラケー(従来型携帯電話)の使用率はその分低下。2012年には87.3%だったのが、2018年には38.5%に下落。

 国内のガラケー出荷は既に終了しているものの、ガラケー風の筐体とUIを再現したAndroidガラホは現在も販売が続けられています。その違いを回答者はおそらく認識せずに回答しているため、基本的にはAndroidガラホもガラケーの括りで回答がなされているものと考えられます。

 ここ6年で48.8ポイントの変化があったことになり、高齢者の使用端末の変化が感じられる調査結果となっています。

 おそらく高齢者はショップ店員や子供、孫などに操作方法を聞くことで、使いこなしているのでしょう。また、たとえば、私の知っているある50代の男性は、操作や文字入力がおぼつかないものの、音声アシスタントや音声入力によってうまく使いこなしています。意外とたくましく新しい機器に慣れていく人も多そうです。どのように推移していくのか、今後もMMD研究所のスマホシフト調査が楽しみなところです。

情報元MMD研究所
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