ソニー株式会社は本日、2019年4月1日付機構改革及び役員人事について発表しました。
カメラ(イメージング・プロダクツ&ソリューション IP&S事業)、テレビ・オーディオ(ホームエンタテインメント&サウンド HE&S事業)、そしてスマホ(モバイル・コミュニケーション MC事業)を合わせた括りとして、エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション(EP&S)事業とすることを明らかにしました。カメラ・テレビ・オーディオの事業の英語表記からEP&Sになったのはわかりますが、モバイルのMCはどこかに行ってしまったのが特徴的です。
ソニーは最近、BRAVIAなどテレビ事業を担うソニービジュアルプロダクツと、Walkmanなどビデオ・サウンド事業を担うソニービデオ&サウンドプロダクツを統合した、新会社ソニーホームエンタテインメント&サウンドプロダクツを設立すると発表済み。
今回のカメラ・テレビ・オーディオ・モバイルを括る体制変更に伴い、2019年度よりソニー連結業績報告におけるセグメント区分を変更、EP&S分野として分野別業績開示を行う、としています。突出したスマホの赤字も目立たなくなりそうです。
これまでカメラ事業部 ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社の代表取締役社長であった石塚茂樹氏が、EP&S事業全体を統括。テレビ・オーディオの高木一郎氏がEP&S事業担当補佐に就任します。ちなみに石塚茂樹氏はソニーで長らくカメラをやってきて、αシリーズを成功に導いた人物で、同氏はモバイル副社長にコンデジRXシリーズの槙公雄氏を据えています。
海外のネット上では、XperiaからXperiaロゴの消滅も噂されていますが、そうした噂と符合する部分もある今回の新体制発表。今後の「ソニーのスマホ」「5G対応のカメラやウォークマンなど」に期待しましょう。
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