知財特許関連の情報を整合し、将来製品の予想レンダリングを作成することに定評のある海外サイト「LetsGoDigital」は、SHARPが取り外し可能な磁気コントローラーを備えたタブレットを開発していると報じました。日本の特許庁に2種類出願された意匠と共に国内ブログSIM太郎が伝えました。
特許庁で公開されている資料によれば、合体時は全体を表示デバイスとし、分離して、片方をコントローラーパッドとして利用できるといいます。両者はマグネットでユーザーが自由に着脱。
コントローラーとしても利用できる部分と、本体部分の継ぎ目の形状が弧を描くものと、直線となっているものの、2種類が出願。これらを元に、LetsGoDigitalが作成したレンダリングが以下。
合体時に一体の表示デバイスになるとすれば、コントローラーパッドは物理キーではないものと考えられます。ゲームの操作なら物理キーも備えている方が確実な操作が行えて良いと思うので、もし製品化するのであれば、コントローラーパッド側は表に表示デバイス、裏に物理キーを備えていて欲しいですね。
SHARPは数年前経営危機にありましたが、台湾Foxconn傘下となることで復活を遂げています。最近では国産OLEDに積極的で、これを搭載したゲーミングスマホ「AQUOS zero2」を冬モデルとして発売します。
最近流行りのバトルロイヤル系など、シューティングゲームは先手必勝でAimして射撃したほうが優位を取れます。そのためスマートフォンよりも、大画面で高解像度なタブレット端末を好むモバイルゲーマーもいます。今回の特許庁から判明したフォームファクタが果たして受け入れられるかどうかはわかりませんが、ゲーミングタブレット自体には需要があるはずなので、さすが「目の付け所がシャープ」と言えます。
このほか、SHARPが2017年に米国特許商標庁に申請した折り畳みスマホの特許が、2019年4月2日に公開されたのをLetsGoDigitalが発見。それが以下。
非常に長い折り畳みスマホの両側画面上に円型の部位があることから、ゲーミング折り畳みスマホであると推定したLetsGoDigitalは、それをイメージしたレンダリングを作成・公開しています。
SHARPは折り畳みスマホ用の国産有機ELも開発しており、今後もワクワクする変態製品が出てきそうな予感です。期待して待ちましょう。
- 情報元LetsGoDigital 12
- 経由SIM太郎