中国家電メーカーTCLのスマートフォン「PLEX」を日本国内に投入すると、TCLの正規代理店である株式会社FOXが表明しました。予約受付は12月24日、発売日は12月28日。価格は2万9800円税込み。
TCLが開発製造を担当するPalm PhoneやBlackBerry、Alcatelといった他社ブランドの製品は以前から国内市場に投入されていますが、TCLブランドの機種としては今回が初となります。IFA2019でお披露目されたTCL最新機種となります。
リリース曰くPLEXは「国内でにわかに盛り上がっている中華端末業界に一石を投じる、圧倒的なコストパフォーマンスを誇」るといいます。同じく中国メーカーであるHuawei、OPPO、Xiaomiなどを意識しているのでしょう。
「北米1位」のディスプレイメーカーでもあるTCLの技術により、色差△Eが1未満(TCL labによる実測値)で、「HDR並」の画を実現すると謳います。
カメラは三眼。構成は、標準カメラは4800万画素、超広角カメラは1600万画素。そして暗所撮影用のカメラが200万画素となっています。あえて200万画素という低画素にすることで、2.9μmという非常に大きなピクセルサイズを確保。これにより、多くの光を取り込み、優れた低照度撮影を実現するというわけです。
SoCは、ハイエンドになれたユーザーもかなり納得感のあるSDM600番台後半のSnapdragon 675を搭載するミッドハイ。メモリもストレージもしっかり積んでます。
OS | Android 9.0 (Pie) |
---|---|
CPU | Qualcomm Snapdragon 675 |
メモリ | 6GB |
容量 | 128 GB |
画面 | 6.53型1080 x 2340ピクセル |
カメラ | 48 MPf/1.8, 26mm (広角) 16 MP f/2.4, 13mm (超広角) 2 MP f/1.8 |
インカメラ | 24 MP (広角) |
電池 | 3820mAh |
寸法 | 162.2 x 76.6 x 8 mm, 192g |
4G | 1/3/5/7/8/19/20/28/38/40 |
3G | 1/2/5/6/8/9/19 |
2G | 2/3/5/8 |
その他 | Type-C, 急速充電,18W |
端末側面には物理ボタンを備えており、単押し、二度押し、長押しにそれぞれ機能を割り当てることが可能。
サポート・コールセンターは国内正規代理店が対応。端末保証は1年間。
当初IFAで明かされた欧州価格はVATのことがあるとはいえ4万円近かったため、税込みで3万円切りは衝撃的ですね。国内正規代理店FOXの五十畑代表取締役はリリースで以下のように語っています。
TCLと商談を進める中で、TCLのスマホ市場への参戦、日本への参入、今後の戦略、総合してTCLとしての本気度を感じることができました。スマートフォンという“点”ではなく、今現在開発中のプロダクトやそのサービスを含めたエコシステムを実現しようとしています。これはFOXの目指す「良質なプロダクトやサービスのプラットフォーム」になるという姿に合致しました。
「PLEX」は、他社も先立って続々と参入をしている中華端末ですが、その国内でにわかに盛り上がっている中華端末業界に一石を投じる、圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。今回の「PLEX」のスペックで、販売価格29,800円(税込)を実現できたのは、TCLの企業努力によるものです。
世界最高水準のディスプレイ製造技術を持つ中国大手家電メーカーTCLから圧倒的なコストパフォーマンスを誇るスマートフォン「PLEX」が国内でついに登場。