京セラは、ドローンを利用した移動通信基地局のソリューションを開発することを、ブルーイノベーション株式会社と合意したと発表しました。現在米ラスベガスで開催中のCES 2020においても、参考展示を行っているとのこと。
災害など携帯電話の電波が届かないエリアにおいて、通信中継局機能を持つ複数のドローンを飛行させ、平常時と同じように携帯電話の通信を可能にするソリューション。ドローン内の通信ユニットが通信エリアを判断し、自動で通信網を形成。
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(移動通信中継局 シミュレーター操作イメージ、国土地理院地図を加工して作成)
開発における役割分担としては、複数のドローン・ロボットを遠隔で制御し統合管理する技術によるバックエンド・フロントエンドの構築をブルーイノベーションが担当、ドローン中継局に搭載するLTE網 / 5G網の構築ができるセルラー通信ユニットの開発を京セラが担当します。
地震などの災害時に役立つ本ソリューション。2021年度に商用化予定とのことです。