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モトローラから「moto g8 plus」が出るよ。廉価帯でもステレオスピーカー/SDM665/DSDV/FMラジオ

 Motorolaは、6.3型スマホ「moto g8 plus」を日本向けに正式発表しました。発売日は3月16日[追記]3月20日(金)順次発売。オンライン直販での価格は税込み3万8800円。コズミックブルーとポイズンベリーの2色展開。フロントカメラは水滴ノッチ。

 2つのカメラと深度計測用カメラセンサーを搭載します。1600万画素カメラは広角117度で、動画撮影も担当。メインカメラは4800万画素で、ピクセルを4分割して高画素。AIにより撮影シーンに応じた最適な設定で撮影可能。

 比較的低価格ながらもドルビーオーディオ対応ステレオスピーカーで大音量、クリアな通話音質を実現。SoCはSnapdragon 665。FHD+/60Hzディスプレイの機種を、3Dゲームなどせずに日常利用する分には十分な性能を備えています。

 携帯三社のネットワークをカバーし、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応。2つの電話番号を使用可能。マニュアルでSIMを選んで、または過去の通話履歴に基づいて自動でSIMを選んで利用可能。なお、2枚目のSIMカードはmicroSDスロットと兼用である点は注意。

 Androidエンタープライズ推奨であり、ビジネス用途でも利用可能。スペックは以下の通り。

OS Android 9
CPU Qualcomm Snapdragon 665
メモリ 4 GB
容量 64 GB, microSD
画面 19:9比率 6.3型 FHD+(2280×1080) 
IPS液晶 
カメラ 4800万画素(メイン、f/1.7)
500万画素(深度センサー)
1600万画素(動画+広角117°)、
前面カメラ 2500万画素 f/2.0
電池 4000 mAh, 18W ターボパワー充電器付属
寸法 158.4 x 75.8 x 8.27mm, 188g
4G B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 / B18 / B19 / B20 / B26 / B28 / B38 / B40 / B41
3G B1 / B2 / B4 / B5 / B8 / B19
2G 850MHz / 900MHz / 1800MHz / 1900MHz
その他 USB Type-C、イヤホンマイクジャック、指紋認証、FMラジオ
IEEE802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz), BT5.0, NFC, DSDV       

 なお、グローバル発表時には防滴対応でしたが、今回発表された国内版に対応表記はありません。この点についてMotorolaに取材したところ、本体基本構造はグローバル基準で評価を実施している海外販売品と同等ではあるものの、国内においてIP規格は公表しておらず、動作保証をしていないとのこと。

 今回の「moto g8 plus」は、廉価帯スマホとしては十分な処理性能と多眼カメラ、電池容量を備えています。microSDカードと排他ではありますがDSDVにも対応。Motorolaロゴのあしらわれた背面指紋認証センサーも個性的。イヤホンジャック、ついでに災害時に安心のFMラジオも搭載。イヤホンを挿すとラジオのアンテナになります。Motorolaはソフトウェアを過剰に弄っているわけでもないので、ノーマルな廉価帯のスマホが欲しい人にはいい選択肢です。

 ただし昨年後半からこの価格帯の競争は熾烈を極めており、高性能高コスパでFeliCa搭載と防水対応まで果たした機種も登場しているのも事実。その辺りとじっくり比較検討しながら選ぶのが良いでしょう。「FeliCaは不要、このご時世ワンセグなんていらない、しかし災害時を考えるとFMラジオぐらいは付いててもいいんじゃない?」と考えると、刺さる人は結構いるんじゃないでしょうか。ちなみにOPPO Reno AやAQUOS sense3はワンセグ/フルセグ/FMラジオに非対応です。

 MVNOでの販路にも登場するでしょうし、家族のスマホにおすすめするのもいいかもしれません。

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