セギョンハイテク製フィルム、Z Flipに引き続きFold 2でも採用?
Samsungが発表するであろう次期折り畳みスマホ「Galaxy Fold 2(Galazy Z Fold 2)」。8月5日に開催されるGalaxy Unpackedで発表されるとも、されないとも噂されています。
これについて、5月にxda-developpersのMax Weinbach氏が、以下のようなツイートをしていました。
These three films *could* be the ones used on the Galaxy Fold 2. pic.twitter.com/E0oA2UmEN2
— Max Weinbach (@MaxWinebach) May 9, 2020
画像はGalaxy Fold 2で採用される可能性が高いという、三種類のフィルムについてです。このツイートはすまほん!!でも記事になりました。
Max Weinbach氏はさらに「このフィルムを作ったメーカーはZ Flipのフィルムを作ったところだ」とツイートしています。
The company that made the films above also made the purple Z Flip one. pic.twitter.com/jSuL9qXrr8
— Max Weinbach (@MaxWinebach) May 9, 2020
DECO Filmとは
実はこのツイート以前より、筆者は探し物の関係でこのメーカーのホームページを訪れ、この画像をみたことがあります。
まったく同じ画像ですね。
このセギョンハイテクは韓国に本社を置く光学フィルムメーカーであり、同社がDECO Filmと呼ぶグラデーションがかったカラフルなフィルムは、数多くの機種で採用されています。
DECO Filmとは日本のアルプスアルパイン社のMDD技術(Micro Dry process Decoration)という、特殊な印刷技術の独占契約の元で開発されています。
同技術は5㎛以下の厚さ、600dpi以上の解像度で、最大7色のインクによりメタリック効果やホログラム効果など、様々なデザイン表現を可能にします。
あの端末もセギョンハイテクのDECO Film採用端末だった!
社史によるとDECO Film事業は2015年より開始され、初採用はGalaxy S7、以降順調に供給先を増やし、今はOPPO、LG、OnePlus、Xiaomiでも採用されています。
OnePlus 6T McLaren Editionを初めて見たときは、凝ったデザインだな~と思いましたがそれもセギョンハイテクの技術により実現できていたのですね。
過去にMeituから発売されていた、日本のアニメキャラクターとのコラボ端末の殆どを手掛けていたこともわかります。
供給先にLGやOPPOがいるので、もしかすると、最近のジョジョスマホやガンダムスマホ、エヴァスマホのフィルムも手掛けているのかもしれませんね。
ただ、OPPO R15を事例に“世界で初めてスマートフォンの加飾にグラデーションを適用した”という言うのは、ホットスタンプでグラデーションを施したSH-M02-EVA20が少なくとも先にあるので、ちょっといただけません。
最後に
Max Weinbach氏の言うとおりセギョンハイテクは、Galaxy Z Flipにグラデーションフィルムを供給した企業でしょう。
画像のファイル名から2019年7月頃、一斉に掲載された雰囲気があるので、半年以上Galaxy Z Flipに採用されるフィルムが掲載されていたわけですし、今現在Galaxy Fold 2で採用されるフィルムが掲載されてても不思議ではありません。
なお、セギョンハイテクが、Galaxy Fold / Z Flipの最前面に貼り付けられた保護フィルムも供給していると、KOREA ELECTRONICSは伝えています。
そういえば最近だと投資ファンドポラリス傘下FCNTのarrows 5G F-51Aも派手なフィルムを採用しましたが、案外このセギョンハイテクが手掛けたりしてるんでしょうか?
来年には採用実績欄が増えるでしょうし、どこの端末が掲載されるのか楽しみです。