米Logitechは、新製品のワイヤレスマウス「MX Master 3 for Mac」とワイヤレスキーボード「MX Keys for Mac」を、2020年8月に発売すると発表しました。
その名の通りAppleデバイスに最適化されたキー配列と、MacやiPadシリーズと親和性の高いスペースグレイの本体カラーが特徴です。
それぞれ製品名に「for Mac」の付かない同型機が昨年9月、iPadOSのデビューとほぼ同時に発売されており、今回のMac版はおよそ1年越しでの投入となります。
ボタンのカスタマイズ性の高さや、キーボードとマウスが連動して複数のPCをシームレスに行き来できる独自のデバイス連携機能「Logi Flow」への対応、そして高級感のある品質など、総じて製品の評価は高かったものの、従来型ではWindows向けのキー刻印が併記されていたり本体カラーがシンプルなブラックだったりと、Apple製品との調和は完璧とは言えませんでした。
そしてiPadOSにおいてはライブ変換機能の搭載をはじめとして外部キーボードの操作性が向上しましたが、サードパーティから信頼性のあるMac配列キーボードはこれまでほとんど登場しておらず、Magic Keyboardの独壇場でした。
今回の製品では充電端子にUSB type-Cが採用されており、純正アクセサリ(特に充電方式に難のあるMagic Mouse2)からの置き換えも視野に入るでしょう。
あわせて、テンキーレスのコンパクトなキーボード「K380 for Mac」も発表されています。
こちらも過去に発売された「K380」のレイアウト変更モデルで、バッテリー充電式ではなく単4電池で駆動します。カラーはホワイトとピンクの2色と見られますが、従来型では5色展開でしたので追加の可能性もアリ。
キーが円形のためタッチに慣れが必要そうなものの、機動性を重視する場合は使い勝手が良いでしょう。
お値段は「MX Master 3 for Mac」と「MX Keys for Mac」が99.99ドル、「K380 for Mac」が39.99ドルです。なお北米およびカナダでは発売済み。
従来型の各キーボードは日本語配列版も発売されましたので、今回も同時発売に期待です。
Appleユーザーの皆さんは、来たる今秋のOSアップデートに向けて入力環境のリフレッシュを検討してみてはいかがでしょうか。